試合は、中日と広島の対決で、ウエスタン・リーグの一戦となった
中村は、第1回無死一塁の場面で打席に立つと、広島の先発投手ドミンゲスが投じた137キロのカットボールを捉え、打球は左中間を強烈に抜けていった
この打球を迎えた一塁走者・浜が一気にホームへ生還し、先制の適時二塁打を決めた
この瞬間、彼にとってプロ初となるタイムリーが記録され、初打点も付与された
後続の打者たちも続き、敵の失策と内野ゴロを絡めてさらに2点を追加し、4連敗中の中日は初回に3点を先制した
また、続く第2打席では、2回1死三塁の場面で初球を捉え、左越えの適時二塁打を放つ素晴らしいプレーを見せた
宮崎商から入団した高卒1年目の中村は、今季この試合前まで2軍公式戦に23試合出場しており、打率は2割5分5厘(47打数12安打)、1盗塁という成績を収めている
これからの成長が期待される若手選手の一人だ
中村奈一輝選手のプロ初タイムリーは、彼の成長を示す重要な瞬間でした。育成ドラフトで選ばれた若手選手が、試合で結果を出すことはチームにとって大きな励みとなります。今後の活躍が非常に楽しみです。
キーワード解説
- ウエスタン・リーグとは? :ウエスタン・リーグは、日本のプロ野球における二軍のリーグであり、主に若手選手や復帰を目指す選手たちがプレーする場所です。プロ経験の少ない選手が多く、ここでの活躍は一軍昇格の大きなステップとなります。
- 育成ドラフトとは? :育成ドラフトは、プロ野球チームが有望な若手選手を育てるために行うドラフト制度であり、一般的なドラフトとは異なり、育成枠で選手を指名します。これにより、育成選手として低い年俸で契約し、選手をじっくり成長させることが可能になります。

