試合は、初回に中日の1番上林誠知外野手（29）が先頭打者アーチを放ち1点を先制しましたが、その裏に高橋が2死走者なしから4失点し逆転を許す展開となりました
2死走者なしからの場面で、3番宮崎が三塁へのゴロを打ちましたが、白球が高くバウンドして三塁手の佐藤が見失い安打に
その後、2死満塁の場面で井上選手に右中間へ1号満塁本塁打を浴び、逆転されました
高橋は試合後、「負けるべくして負けた
打たれたのはスプリットだ
佐藤が打球を見失ったのはしょうがない
龍世さんを責める打球ではない
彼はその後ファインプレーもしてくれたので、僕の球が良くなかった」と反省の言葉を口にしました
高橋は、満塁本塁打を浴びたこと自体は2年ぶり2度目で、前回は23年7月5日の巨人戦で岡本選手に打たれていました
それ以降は6回まで無失点を続けたものの、打線が追いつけず、5月2日の広島戦以来8試合連続で白星から遠のき、5連敗となりました
横浜スタジアムでは開幕投手として初戦に5失点で負けた3月28日以来の失敗となり、高橋は「やり返す」と意気込んでマウンドに立っていましたが、悔しい結果となりました
この結果、チームは4連敗を喫し、今季ワーストを更新する借金8と苦しい状況に陥っています
高橋は帰りのバスへ向かいながら、「信頼してもらえるように頑張ります」と気持ちを新たにしていました
シーズンも残り半分となり、エースとしての信頼を取り戻すことが求められています
今回の試合では、高橋宏斗選手が多くの失点を許す苦しい結果になりました。特に満塁の場面での本塁打は選手自身の精神的な負担にもなります。エースとしての重責を再確認し、今後の試合に向けてどのように立て直すかが課題となるでしょう。
キーワード解説
- エースとは？エースとは、チームの中で最も信頼されているピッチャーのことを指します。試合で重要な局面でマウンドに立つことが多く、その活躍によってチームの勝敗が大きく影響します。
- スプリットとは？スプリットは、投手が投げる変化球の一種で、ボールを指でつまむように投げることで、球の回転を少なくし、バッターの目の前で急激に落ちる球になります。このため、バッターにとっては非常に打ちにくい球種となります。
- 満塁本塁打とは？満塁本塁打は、打者が本塁打を打つ際、ランナーが全ての塁にいる状態を指します。この場合、打った打者が得点するだけでなく、塁にいる4人全てのランナーが一緒にホームインするため、一気に4点が入ります。
