阪神が巨人戦で劇的な勝利、森下翔太の忍者走塁が決勝点に

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◆JERAセ・リーグ 阪神1―0巨人(2日・甲子園) 虎党の歓声がじわりじわりと確信に変わっていった

祈り続けた約3分10秒

阪神・森下翔太外野手(24)は判定が覆ると、両手を上げベンチを飛び出し絶叫、絶叫、絶叫だ

拳を握り、何度も全身で感情を表現した

「何とか、かいくぐって1点を取ることができました」

試合後のお立ち台でも主役の興奮は収まらなかった

見せ場は、両軍無得点の8回2死一、二塁だった

大山の放ったゴロを遊撃・泉口がはじき、二塁走者の森下は本塁へ激走

捕手・甲斐のタッチを2度かいくぐり、ホームベースをタッチした

一度はアウト判定もリクエストの末、セーフに

「必死だった

ホームベースを触るところだけ意識して」と決勝点をもぎ取った

気持ちは熱く、頭は冷静だった

「1回目は甲斐さんが横(一塁側)にずれたのが見えた」

一度左手を引き、外側から滑り込んだ

かわした左手でタッチを狙ったが“空振り”

「自分でもホームベースにタッチしたかしていないかは分からなかった

1回目は確実に(捕手に)触れられてなかったので、諦めずにもう1回触りにいった」

2度目も左手を引き、反転しながら右手でタッチ

甲斐のマスクに背中をぶつけながらかいくぐった

主砲の忍者走塁に先発・大竹は「神の手」と感謝した

チームは今季18度目の完封勝利で4連勝

貯金11とした

対巨人戦14試合目で10勝は、62年の13試合に次ぐスピード到達だ

「常にこういう接戦をイメージしながらいる

また、あしたもみなさんに楽しんでもらえるゲームを」と藤川監督

森下は「(巨人戦)3連勝するしかない」と宣言した

ユニフォームを泥だらけにしながら執念でつかんだ1勝

連勝街道は真っすぐに進む

今回の阪神の試合は、緊迫した展開の中、森下選手の忍者走塁が勝利を引き寄せたことが印象的でした。リクエスト制度によって判定が覆る瞬間、スタジアムの雰囲気が一気に湧き上がりました。選手たちのチームワークや意気込みが感じられ、この勝利は今後の試合にも大きな影響を与えることでしょう。
キーワード解説

  • 判定とは?判定とは、試合中のプレーに対して審判が行う決定のことです。プレーの結果を判断するための基準となります。
  • リクエストとは?リクエストとは、選手やチームが特定の判定に対して審判に再確認を求める制度のことです。映像を確認して判定を覆すことができます。
  • 完封勝利とは?完封勝利とは、相手チームに得点を許さずに勝つことを指します。強い投手力を証明する結果となります。
  • 忍者走塁とは?忍者走塁とは、相手のタッチを回避しながら目的地に到達する技術のことを指します。臨機応変な判断力が求められます。

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