ヤクルト、自力優勝の可能性消滅 高津監督は前向きな姿勢を示す

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<広島2-1ヤクルト>◇2日◇マツダスタジアム 東京ヤクルトスワローズが2日、広島東洋カープとの対戦において2-1で敗れ、自力優勝の可能性が消滅しました

この試合でヤクルトは、9回2死二塁の場面で松本直選手が遊ゴロに倒れ、試合が終了しました

この結果、首位の阪神タイガースが勝利したため、ヤクルトの自力Vが消え、優勝争いはさらに厳しい状況となりました

試合の序盤、ヤクルトは初回に並木選手が3号先頭打者ホームランを放ち、先制点を獲得

しかし、その後は得点が奪えず、特にオスナ選手と山田選手が1回の好機に凡退したことが敗因となりました

高津臣吾監督は試合後のコメントで「(1回の)あそこでもう1点取れていればと思いますが、得点圏の打率が悪い」と述べました

特に飽和状態にあるヒットが得点に結びつかない場面が目立ちました

先発の奥川選手は6回4安打2失点というピッチングでしたが、打線の援護が得られず、勝利には結びつきませんでした

今シーズンは村上選手や塩見選手といった主力メンバーが故障で出場できず、チーム全体の士気にも影響を与えています

4月中旬には首位浮上のチャンスがありましたが、その後の成績が振るわず、5月は5勝18敗、6月も6勝15敗という状況が続いています

また、ヤクルトは鬼門とされるマツダスタジアムでの成績が振るわず、今季は20勝46敗と、借金26を抱えています

そんな中、ファームでリハビリ中の村上選手と長岡選手が間もなく実戦復帰を果たす見込みで、チームにとって明るい兆しとなるかもしれません

残り73試合、一つ一つの試合を大事に戦っていく必要があります

ヤクルトの現状は厳しく、自力優勝が消えたことでチーム全体の士気にも影響を与えるかもしれません。しかし、高津監督の前向きな発言からも、チームが今後どう立ち直るかが注目されます。今季の怪我人の多さが影響している中で、復帰を期待される選手たちが戻ってくることで、チームの状況が改善する可能性もあるでしょう。
キーワード解説

  • 自力優勝とは? チームが他のチームの結果に関係なく、勝利を続けることで勝ち取れるリーグ優勝を指します。
  • 先頭打者アーチとは? 試合の最初の打者が放ったホームランのことを指し、特に試合開始時の勢いを象徴します。
  • 得点圏打率とは? 得点圏にいる走者で、打者がどれだけの割合で打点を上げているかを示す指標です。
  • 鬼門とは? 特定の場所や相手に対して過去の試合であまり良い結果が得られない場合、その場所や相手を指して「鬼門」と呼びます。

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