阪神・高橋、術後最長イニングで無失点の好投

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 「ウエスタン、ソフトバンク0-5阪神」(2日、タマホームスタジアム筑後)で、阪神の投手・高橋が完全復活に向けてまた一歩前進しました

左尺骨短縮術後に対する骨内異物除去術からの復帰を目指す彼は、中6日で術後最長イニングとなる5回を投げ、6安打無失点、7奪三振を記録しました

これにより1軍マウンドが徐々に近づいていることが期待されています

 初回は無安打で立ち上がり、幸先の良いスタートを切りましたが、2回に初めての厳しい局面が訪れました

2死から井上に左翼フェンス直撃の二塁打を浴びました

それでも「別に何も(考えていなかった)

しっかり頑張ろうだけ」と不動心を保ち、直球を外角いっぱいに制球し、渡辺を見逃し三振に仕留め、ピンチを脱しました

 四回には2死一、二塁の場面で再び渡辺を空振り三振に斬る好投を見せました

五回も無失点で抑え、「しっかりゼロで抑えて、五回を投げきれるように」と設定していた目標を達成しました

前回の登板で「手術で埋め込んでいたプレートを抜いて投げやすくなった」と語っていたカットボールもこの日多投しており、「それなりに投げられた」と自身のパフォーマンスに手応えを感じている様子でした

 「今日は良かったけど、みんなに比べたらまだまだ

まずはファームの中で競争に入っていけるように」と謙虚な姿勢で振り返った高橋

翌日の状態に問題が無ければ正式にリハビリ組から外れる予定であり、阪神ファンにとっては頼れる男の復帰が間近であることが期待されます

今回の高橋選手の登板は、手術からの復帰を目指す中で大きな成果を感じさせる内容でした。無失点でのピッチングは、彼の投球技術やメンタル面の回復を示しています。特に、難しい場面で冷静さを保ちつつ、三振を奪う姿は素晴らしいものでした。ファンにとっても待望の復帰が近いという希望を抱かせる内容となりました。
キーワード解説

  • 左尺骨短縮術とは?左腕の尺骨(しゃっこつ)を短縮する手術で、骨折や故障後の治療に用いられます。
  • 骨内異物除去術とは?骨の中に残った異物を取り除く手術で、特に埋め込みプレートを除去することが目的です。
  • 奪三振とは?投手がバッターを三振にすることを指し、投球技術や制球力の高さを表します。

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