この試合では、読売ジャイアンツで活躍した樋笠一夫選手が見事な代打満塁逆転サヨナラ本塁打を放ち、プロ野球史にその名を刻んだ
このような逆転サヨナラ本塁打は、試合終盤に遅れを取っているチームにとって、奇跡的な逆転の瞬間となる
当時、ジャイアンツは0－3で敗色濃厚だったが、無死一、二塁のチャンスを作り中日のエース杉下茂投手が救援に登板する
1死満塁の場面で代打として登場した樋笠選手は、カウント1－1から杉下のストレートを左翼席へ叩き込み、劇的な逆転劇を演出した
樋笠選手のこの一撃は、史上初の「代打満塁逆転サヨナラ本塁打」として後に語り継がれることとなる
樋笠選手は「裏をかくつもりで速球を投げたんだろう」と振り返り、杉下投手は伝家の宝刀であるフォークボールを使わずストレート勝負に出た
実は、樋笠選手は1951年に広島からジャイアンツに移籍し、その初打席でも杉下投手から代打本塁打を放っていたが、この時の逆転本塁打は彼のキャリアの中で特別な価値を持つこととなった
樋笠選手が活躍を見せたのはこの試合だけではなく、４月22日の阪神戦でも代打でサヨナラソロを打っており、さらなる印象を残した
一方、1971年5月20日のヤクルト戦では、樋笠選手の背番号「24」を引き継いだ広野功選手が代打として再び代打満塁逆転サヨナラ本塁打を放ち、チーム史上2度目の快挙を達成した
このように、背番号「24」は特別な意味を持つ数々の物語を秘めている
プロ野球における劇的な瞬間は、多くのファンの記憶に残ります。特に「代打満塁逆転サヨナラ本塁打」は、その名の通り試合の終盤に逆転する貴重な一打であり、選手とファンの絆を強める力を持っています。また、その瞬間を見逃すことはできません。
キーワード解説
- 逆転サヨナラ本塁打とは？
- 代打とは？
- エース投手とは？
