田村朋輝投手、ウエスタンリーグでの好投と自炊生活への挑戦

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◆ウエスタンリーグ くふうハヤテ3-3オリックス=9回規定により引き分け=(2日・ちゅ~るスタジアム清水) 巨人からくふうハヤテに派遣されている184センチ右腕の田村朋輝投手(21)が2日、加入後3試合目の登板となったオリックス戦に先発した

田村投手は、くふうハヤテ内での最速となる154キロを計測し、無四球で許した安打はわずか1本、無失点という素晴らしいピッチングを披露した

彼は「投球回が決まっていたので、思いきり投げられた」と語り、嬉しそうに笑顔を見せた

田村投手は、最速159キロを誇る右腕で、山形の酒田南高出身

2022年には育成ドラフト2位で巨人に入団し、3年目の今季序盤は2軍での登板が続いていたが、4月から3軍に移籍し、6月6日から9月末までの期間でハヤテに派遣された

彼はここまでの登板で1勝1敗、防御率1・00という好成績を残し、着実に経験を重ねている

田村選手は「タムタム」という愛称で親しまれている

静岡に住む彼は人生初の一人暮らしにも挑戦中で、食料の買い出しや自炊に取り組んでいる

先発ピッチャーとしての役割を任され、「巨人の時は打たれたら終わりだったが、ハヤテではピッチングができる機会をもらえる

試合を通じて打者の傾向を研究することができる」と、試合を通じた成長のチャンスを感じている

その中で、従来のように単純に右打者、左打者に分けることなく、打者ごとに細かく配球を大きく変えているという

一方で、社会人野球・NTT東日本から5月に加入した野口泰司捕手(24)は、約1ヶ月ぶりにスタメンマスクをかぶった

打席ではフェースガードを着用し、5番打者として4打数2安打を記録した

衛生上の理由から指名打者としての起用が続いていたが、彼は「2軍では今までの打撃が通用しないと思って、シンプルなフォームに変えていた

打撃で成長を感じます」と手応えを語った

田村投手の好投は、プロ野球において将来が楽しみな若手選手の一人の成長を感じさせます。また、彼が一人暮らしを始め、自炊生活に挑戦している点は、選手としてだけでなく、一人の人間としての成長を示しています。野口捕手も怪我から復帰し、結果を残したことから、チームの士気向上にも繋がることでしょう。
キーワード解説

  • ウエスタンリーグとは?ウエスタンリーグは、日本のプロ野球の下部リーグであり、主に育成選手がプレーするリーグです。
  • 防御率とは?防御率は、投手の成績を示す指標で、許した安打数を元に算出されます。数値が低いほど投手の成績が良いとされます。
  • 自炊とは?自炊は、自分で料理を作ることを指し、外食ではなく家庭での食事を大切にすることを意味します。

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