巨人・阿部監督がリプレー判定に異議を唱え退場、NPBが制裁金を処分

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◇セ・リーグ 巨人0―1阪神(2025年7月2日 甲子園) 日本野球機構(NPB)は3日、前日2日に行われた阪神―巨人14回戦(甲子園)で、リプレー検証後の判定に異議を申し立てた巨人・阿部慎之助監督(46)に対して厳重注意と制裁金10万円を科したと発表した

これにより、今後の試合運営における注意が促される形となった

NPBが発表した状況は以下の通りである

8回裏二死走者一、二塁の状況で阪神の大山選手が放った遊ゴロが巨人の泉口遊撃手によってはじかれ、カバーに入った吉川二塁手が本塁へ送球し、審判の山本貴球審は初めてアウトを宣告した

この判定に対して、阪神の藤川監督からリクエストが行使された

リプレー映像の検証の結果、判定がセーフに変更された

その直後、投手交代を告げるために出てきた阿部監督は、審判の判定に異議を唱えた

この際、責任審判の吉本氏からは「リクエストに対する異議申し立てはできない」と注意があったにもかかわらず、阿部監督は引き下がらなかったため、退場を宣告されることとなった

なお、巨人監督の退場は1974年7月9日以来、51年ぶりとなる

リプレー検証とその影響

リプレー検証とは、試合中の判定について選手や監督が申し立てができ、その映像を基に再確認する制度のことを指す

この制度は、プロ野球において審判のミスを防ぎ、試合の公正性を保つために導入されたが、一方で審判の判断を揺るがす可能性があるため、監督の異議申し立てには厳重なルールが設けられている

阿部監督が退場となったことは、プロ野球界における冷静な判断力の重要性を改めて浮き彫りにした

そして、今後の試合の運営における審判の権限と、監督側の勝負に対する執念とのバランスが求められることになるだろう

今回、阿部監督がリプレー判定に異議を唱え、退場となった出来事は、プロ野球界において審判の権限と管理者の感情が交錯する興味深い瞬間でした。監督としては勝利に対する強い執念がある反面、冷静な判断が求められる局面でもあるため、今後の試合運営に影響を与えるかもしれません。
キーワード解説

  • リプレー検証とは?試合中の判定に異議を唱えた際に映像を再確認する制度です。
  • 審判とは?試合の進行中にルールに基づいてプレーの判断をする役割の人です。
  • 退場とは?試合を進行できないと判断された選手や監督がその場から去ることを指します。

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