谷繁元信氏が語る阪神対巨人戦の駆け引きと増田陸選手の活躍

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<阪神-巨人>◇3日◇甲子園 日刊スポーツ評論家の谷繁元信氏(54)が、試合初回の先制点で見られた「駆け引き」について考察した

テレビ中継の解説を担当した谷繁氏は、巨人の4番打者として初めて起用された増田陸内野手(25)が記録した先制2点適時二塁打に注目した

試合の状況は、1死一、二塁の場面

阪神の先発ピッチャー伊原が投げた7球目の内角カットボールを、増田が左翼線へ運び2点を先制

しかし、谷繁氏が特に目を引いたのは、その前の6球目での打席だ

増田は外のツーシームをファウルにしており、その打ち方が問題だったと谷繁氏は指摘する

増田のファウルの仕方から、バッターである彼がどう修正しようとしたかが見え隠れしたという

「通常であれば、外に落とすことで打者を抑えることができるが、坂本捕手は裏をかく選択をした

増田選手は、外のツーシームを打ったときに体が開いている状況なのを見られていたため、そのままの姿勢で対応したところ、思わぬ結果になった」と谷繁氏はコメント

選手同士の「駆け引き」が逆転した瞬間を語った

この試合から見えるのは、ボールの投球やバッティングには単なる技術だけでなく、心理的な要素も絡むということです。選手間の駆け引きは、勝敗を決定づける大きな要素となります。谷繁元信氏の解説によって、その裏事情を知ることができ、多くのファンにとって新たな視点を提供しています。
キーワード解説

  • 駆け引きとは?バッティングや投球における選手間の心理戦を指し、相手の行動を読み合うことを意味します。
  • ツーシームとは?二つの回転を持つ変化球で、軌道がやや沈む特徴を持ち、打者に打ちづらい印象を与えます。
  • カットボールとは?バッティングにおいて、ボールが進行方向を少しずらすように変化する球で、打者を惑わせる役割があります。

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