阪神がサヨナラ勝利を収め、伊原がチームを救う
＜阪神3－2巨人＞◇3日◇甲子園 プロ野球の阪神タイガースが巨人に対し3－2でサヨナラ勝ちを果たし、先発投手の伊原陵人（24）が試合の立役者となった伊原はサヨナラ勝ちが決まった瞬間、満面の笑みを浮かべ、喜びを仲間と分かち合った
序盤の苦戦からの粘り
試合は始まり早々、伊原は2回の表でいきなり3安打を浴びて2失点を喫するが、その後は持ち直し、粘り強い投球を見せた「先制点を与えたのは反省点ですが、そこから何とか粘って投げていけたのは良かったです」と伊原はコメントした
特に、5回2死満塁のピンチでは、打者の門脇に対してカットボールを投げ込み、遊ゴロに抑えることでその場面を切り抜けた
これにより、試合を壊さずに済んだ
初のナイター戦に挑戦
伊原は4月20日から先発に定着し、この日は初めて中10日間の登板間隔を持っての試合だった「立ち上がりから高さかコースを工夫していかなければ苦しいなと感じていました」と振り返った
プロ野球選手としては初のナイターでの先発にも関わらず、精神力と投球術で試合を支えた
暑さ対策も本格化
チームは、蒸し暑い環境に対処するため、選手たちの練習スタイルを変更し、ハーフパンツを着用して練習を行うなど、暑さ対策に本腰を入れているこの日はフリー打撃を通常より早く切り上げ、選手たちにはエアコンの温度管理や水分補給に対する指導が行われている
藤本総合コーチは「全部、勝つためにやっている」とその理由を説明した
今後の試練に向けて
6月末には異例の早さで梅雨が明け、これからは真夏の試合が続く伊原もルーキーとして未体験の夏を乗り切るため、踏ん張りどころを迎えている
4日からは横浜、広島と続き、その後も甲子園での試合が待っている
阪神タイガースが巨人に対してサヨナラ勝ちを収めた試合で、先発投手の伊原陵人が困難な状況からチームを救った。これからの真夏の試合に向けて、選手たちの体調管理が重要になると感じた。
キーワード解説
- サヨナラ勝ちとは？試合が同点または負けている状況で、最終回に得点をあげて勝つことを指します。
- ピンチとは？スポーツにおける「ピンチ」は、特に危険な状況や失点の可能性が高い時を表します。
- カットボールとは？ストレートに似た球種ですが、少し横に曲がる球で、打者にとって打ちにくい球です。
- 投球術とは？投手が相手打者を抑えるために使う技術や技法のことを指します。
