ソフトバンク、松本晴の好投で日本ハムに3連勝達成
◆ソフトバンク4―1日本ハム(3日、みずほペイペイドーム)【秋山幸二の視点】ソフトバンクの先発投手、松本晴がこの日、大きな勝利を手にした試合序盤、相手チームの先発投手金村の前に自身のペースをつかめていなかった松本だが、5回以降はその投球が見違えるほど良くなった
特に、リードが2点に広がったことで、慎重な投球から思い切ったプレーへと改善
セーフティーを意識するあまりピッチングに影響が出る1点差の状況に対し、余裕が生まれたことで自信を持った投球ができたと考えられる
松本のバッテリーを組んだ海野選手も活躍した
今季の松本はこれまで、左打者に対しては1割9分、右打者には2割6分4厘と平均打率にスロガンがあったが、日本ハムは7人を右打者でスタメンに並べ、松本のこの弱点を突こうとした
しかし、松本はその逆を行き、真っすぐやスライダー、カーブで右打者を攻略
これにより、5回で1失点に抑える好投を見せた
この試合において松本は自己最高の123球を投げ切り、打線の助けも受けながら日本ハムを粘り強く抑え込んだ
また、打線では前日逆転サヨナラ打の山川がこの試合でも2本塁打を放ち、チームの得点力に貢献した
栗原の離脱があっただけに、山川の活躍はチームにとって明るい材料である
昨季同様、7月から自分の形を作っていくことが求められる中で、今回の2本塁打がそのきっかけとなり得る
さらに、昇格即スタメン出場を果たした山本選手もプロ初安打を含む3安打を記録し、自信を深める場面を披露した
首位の日本ハムに対し、ソフトバンクはこれで3連勝を達成
初戦は完封負けから始まったが、続く試合は逆転サヨナラ勝利を収め、今回の試合に繋げた
故障者が続出し借金7まで落ち込んだ時期もあったが、現在は貯金11を築きあげた
この勢いは、4日から始まる西武との3連戦に向けて大いに弾みをつけるものと期待される
ソフトバンクが日本ハムに対して3連勝を収めたこの試合は、特に松本晴の好投が目立ちました。彼の投球が安定してくることが今後のチームにとって非常に重要だと思います。また、打線も山川の活躍で得点力を上げており、今後の試合にも期待が寄せられます。借金を抱えていた時期から貯金に転じたチームの変化は、心理面でも選手たちに良い影響を与えているでしょう。
キーワード解説
- 松本晴とは?:松本晴は日本のプロ野球選手で、ソフトバンクホークスに所属しています。彼は先発投手として活躍し、チームの勝利に貢献しています。
- 被打率とは?:被打率とは、投手が相手打者に打たれたヒット数を示すもので、成績の指標の一つです。低いほど優れた投手とされます。
- 球数とは?:試合中に投手が投げたボールの数を指し、特に多くの球数を投げることは投手にとって負担となります。
- 本塁打とは?:本塁打は、打者がボールを打って直接ホームベースに帰ることができるヒットの一種で、得点に大きく貢献します。
- 逆転サヨナラ勝ちとは?:逆転サヨナラ勝ちは、試合の最終回で相手を逆転し、なおかつそのまま試合が終わる勝利のことをいいます。

