試合は中日が2―6で逆転負けを喫したが、三浦の投球は後半戦の先発ローテーション入りへの期待感を高めた
過去の経験を活かしたマウンド
三浦投手は、かつて夢を詰め込んだ場所で新たな挑戦を行った竜に移籍してから初めて立ったタマスタ筑後では、「3年間やってきた場所なので」とその思い入れを語る
相手先発の前田純投手とは、6月4日の交流戦で投げ合った経験もあり、前回は自己最多5失点でKOされたこともあった
投球のテーマとその結果
この日の試合では「ストライク先行」をテーマに掲げた三浦初回の7球で三者凡退を達成し、好スタートを切る
2回には1死一、三塁の場面で右翼への犠飛を許したが、次の打者を変化球で仕留め、最小失点に抑えた
その後、140キロ中盤の直球を中心に、チェンジアップやスライダーを使い分け、打者を退けた
課題と向き合う三浦投手
三浦はプロ入り後、7度の先発経験があるが、いずれも6回を投げ切ることはできなかった「全試合で球数が多かった」と自らの弱点を把握している
2軍での再調整を重ねる中で、監督からは「四球が多い」と指摘を受け、改善に取り組む必要性を感じている
この日はワンバウンドの変化球による死球はあったものの、四球は一つも許さなかった
三浦選手の投球は、非常に内容が充実しており、特に彼の成長を感じるものでした。これまでの課題を克服しつつある姿を見ることができ、今後の彼の活躍にますます期待が高まります。目標とする先発ローテーション入りに向けて、さらに進化した姿で1軍でも投げてほしいと感じました。
キーワード解説
- ウエスタン・リーグとは?プロ野球の二軍チームが参加するリーグで、育成選手や若手選手が試合経験を積む場です。
- 奪三振とは?投球で打者を三振に仕留めることを指し、ピッチャーの力を示す重要な指標の一つです。
- ストライク先行とは?投球の際に最初からストライクを取ることを重視する戦略で、バッターのリズムを崩す効果があります。

