中日、ヤクルト戦で惜敗。ルーキー石伊の活躍も実らず連敗

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◇6日 中日4―5ヤクルト(バンテリンドームナゴヤ) 中日は6日、本拠地・バンテリンドームナゴヤでのヤクルト戦に4―5で競り負けて、2連敗となった

チームは6カード連続の負け越しとなり、借金は今季最多となる2桁の「10」に到達

上位進出の望みをつなぐためにも、東北の地に移動して臨む8日からの巨人2連戦で好転のきっかけをつかみたい

石伊雄太のセーフティーバント 奇襲成功には必然が詰まっていた

1点を追い掛ける2回2死一、三塁で、打席に向かったのはルーキー捕手・石伊雄太

一塁ベンチを出るときに松中打撃統括コーチから「三塁の位置を気にしておけよ」と耳打ちされた

三塁を守る赤羽はやや後ろ気味

2死ではあったが、セーフティーバントをすれば転がった場所によっては得点のチャンスはあった

「初球からいけるかなと思ったけど、まずは打ちにいこうと思った」と石伊

カウント1―1となると、ベンチからサインが出た

「イメージしていたところにやりやすいボールがきた」

ヤクルトの先発・アビラが投じたツーシームを三塁線へ転がした

赤羽より先に、アビラが猛ダッシュでマウンドから降りて打球をさばこうとした

しかし、足がもつれて同点の適時内野安打に

小技が光った同点劇だった

それでも、試合に競り負けたルーキー捕手の表情は険しい

「松葉さんは今シーズンで一番調子が悪かったと言っていたけど、その中で良い球を選びながら配球するのがキャッチャーの役割

その部分はまだまだです」と反省モード

今まで松葉が良いところに投げてくれたから抑えてきたというのを再認識できた

もっと特徴を生かしながら、相手を見ながらやっていく必要があると語った

全てを糧に、前へ進んでいくだけだ

中日の試合は惜しい結果で終わったが、ルーキー石伊雄太選手の活躍には期待が寄せられる。特にセーフティーバントは良い判断だった。しかし、チーム全体の調子が上向かない中で悪化する借金は頭を悩ませる問題だ。次の巨人戦での逆転劇に期待が高まる。
キーワード解説

  • セーフティーバントとは?:投手などが投げてくる際にランナーが進塁するために、バッターがわざと軽くボールにバットを当て、内野に転がすこと。
  • ツーシームとは?:ピッチャーが投げる球種の一つで、ボールが横に動くことでバッターを抑える効果がある。
  • キャッチャーの役割とは?:試合中に投手のサポートを行い、野手としても守備を担う重要なポジションで、配球の判断も求められる。

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