日本ハム、水谷の2ランで楽天を圧倒し首位に返り咲く

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◆パ・リーグ 日本ハム12―1楽天(5日・エスコンフィールド) 本拠地の青空にアーチを架けた日本ハム・水谷選手が、試合の前半に決定的な役割を果たしました

4回無死二塁の場面で迎えた打席、彼は外角スライダーを完璧に捉え、8号の2ランホームランを放ちました

この打球は右翼ブルペンに着弾し、チームにとって大きな得点となりました

水谷選手は、このホームランが自信につながると語り、「右方向に長打が出るのは状態のいいバロメーター」だと述べました

昨季は逆方向へのホームランがわずか1本だった彼が、今シーズンはすでに4本もの逆方向弾を打ち上げており、その成長が伺えます

また、6月27日から再開されたリーグ戦では、7試合で打率が4割6分2厘、ホームランも4本と絶好調の姿を見せています

この試合は、今季初めての「ルーフオープンゲーム」で、試合開始時点では気温が30度を超えていました

中堅方向から強い日差しが差し込み、選手たちは視界が悪い中でプレーを余儀なくされました

水谷選手も、「1打席目は時間帯的にも見にくいし、5打席目はガラスに太陽が反射して全く見えない」と困難を語っており、今後の試合に向けて対策を講じるつもりでいるとのことです

この試合では、主力選手の清宮幸選手、万波選手、野村選手を起用せず、いわゆる“ターンオーバー制”を採用しました

それにもかかわらず、今季最多の18安打と12得点を挙げ、新庄監督は「褒めるところが渋滞している」と、選手たちのパフォーマンスに喜びを表現しました

これにより、貯金は13となり、チームは首位に浮上することに成功しました

分厚い選手層を持つ日本ハムが、熱いパ・リーグをリードしています

日本ハムが楽天に圧勝した試合は、選手たちの状況に応じた戦術が功を奏した例と言えるでしょう。特に水谷選手の成長は著しく、逆方向へのホームランを数多く打つことで、彼自身の自信とチームの勢いを生み出しています。また、ターンオーバー制によって選手層を最大限に活用する姿勢が、今後の試合でどのように引き続き効果を発揮するかが楽しみです。
キーワード解説

  • ルーフオープンゲームとは?屋根を開けた状態で行われる野球の試合です。
  • ターンオーバー制とは?チームのスタメンを目まぐるしく入れ替える戦術のことです。
  • 打率とは?選手が試合でヒットを打つ確率のことを言い、成績を測る重要な指標です。
  • 長打とは?単独のヒットやホームランのように、一度の打席で二塁打以上の打球を打つことです。

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