全国高校野球選手権広島大会が開幕、選手たちの思いが込められた感謝

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2025年7月5日、広島県のマツダスタジアムで第107回全国高校野球選手権広島大会の開会式が行われ、約8千人の観客が詰めかける中、熱戦の火ぶたが切られました

大会の初日は、三次高校が呉三津田高校を10-0で圧倒し、コールド勝ちを収めました

選手宣誓では、原爆投下から80年を迎え、野球ができることへの感謝の気持ちが表現されました

開会式では、選手たちが思い思いのかけ声を上げて入場行進し、華やかなスタートを切りました

大会会長の折田裕之・県高野連会長は「プレーボールからゲームセットまで、正々堂々全力を尽くしてください」と選手たちにエールを送りました

また、副会長の稲田信司・朝日新聞広島総局長は「一瞬の夏ですが、一生忘れ得ぬ夏になるでしょう」と期待を寄せました

当日は広島市内の気温が30度を超え、熱中症対策も欠かせませんでした

選手たちは試合前に水分補給を行うなど、健康管理に努めました

開会式後には、広島商業高校で選手・監督として全国制覇を果たした故・迫田穆成さんに贈られる育成功労賞の表彰も行われました

また、始球式には広島城北中学野球部の中分凰太郎投手と野見山大捕手が登場

中分投手は堂々と投げ込んだものの「納得はいかなかった」と悔しさを滲ませました

両者は「ピンチを乗り越える心構えを学べた」とコメントし、高校でも野球を続ける意欲を示しました

全国高校野球選手権広島大会の開幕は、多くの選手たちにとって特別な意味を持つ。特に、選手たちが試合前の入場行進や選手宣誓で表現した「野球ができる幸せ」は、この大会が持つ意義として非常に重要である。また、熱中症対策に留意しながらも、選手たちが持つ夢や将来への思いが伝わってくる。
キーワード解説

  • 全国高校野球選手権とは? 全国の高校野球チームが競う大会で、毎年夏に行われています。全国各地から集まった選手たちが、ひたむきな姿勢でプレーする様子が多くの人々を魅了します。
  • コールド勝ちとは? 試合中、相手チームとの得点差が一定の数字(一般的には10点)以上になると、その時点で試合が終了するルールです。強い勝利を意味します。
  • 始球式とは? プロや高校の野球の試合が始まる前に行われる特別な投球で、特別ゲストや著名人などが投げることが多いです。

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