プロ初の三塁打を含む2適時打で、キャリアハイとなる1試合3打点を記録した
試合は、4回に2死一、三塁の場面で、デビューから多くの試合でリリーフや代走として起用されてきた熊谷が大貫から左翼フェンス直撃の2点三塁打を果たし、先制点をもたらした
また、6回無死一、三塁の場面でも右前へ適時打を放ち、全3得点の先頭に立った
熊谷の体格は1メートル75、68キロと小柄だが、その打撃は鋭く、特に4回の三塁打は低く伸びる弾道で、左翼手井上のグラブを超え、豪快にフェンスにぶつかった
この一撃は、彼のバッティング技術の高さを示すもので、今シーズンの活躍へ弾みをつける形となった
熊谷は試合後、「大山さんと右京がつないでくれたので、何とか…
スリーベースはたまたま
還そうという気持ちはあった
」と語り、成功の秘訣を他の選手に感謝した
さらに、6回の打席でも冷静にバッティングを続け、右前への適時打を放つことで得点を重ねた
内野が中間守備を敷く中、適切なコースを狙ったことで結果的にヒットに結びついた
熊谷は通算289試合出場のうち270試合は途中出場であり、特に守備固めや代走としてチームに貢献してきた選手である
今年の春、一時的に先発遊撃を担っている小幡に代わり、彼は毎試合の準備を怠ることがなかった
藤川監督からも「何歳からでも、現役が終わるまで、そういうチャンスはある」と激励され、今後の遊撃手争いに仲間と共に挑んでいく姿勢を崩さない
阪神タイガースの熊谷敬宥選手が記録したキャリアハイの3打点や三塁打は、彼の成長を感じさせる重要な出来事です。熊谷選手はこれまでも多くの試合でサポート役としてチームを支えてきましたが、今回はその存在感が大いに発揮されました。今後の阪神の打撃力の一端を担う選手として、さらに期待が高まります。
キーワード解説
- 三塁打とは？ 塁上にいる選手がホームに戻るための進塁が難しい状況において、打者が打った球がフェンスを越えた後に三塁へ到達することを指します。
- 適時打とは？ 出塁した選手が得点することを考慮したうえで、打者がバッティングした結果、シングルヒットやダブルヒットなど、得点につながるヒットを打つことを意味します。
- 遊撃手とは？ 野球のポジションの一つで、内野の中でも特に重要な守備位置である二塁と三塁の間に位置します。
