荒木雅博氏、プロ野球の練習実態に驚きの告白

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1995年の中日ドラフトで1位指名を受けた野球評論家の荒木雅博氏が、プロ初の練習を振り返り、当初抱いていたイメージとの違いについて語った

彼は高卒2年目の1997年に1軍デビューを果たし、日々の厳しい練習に取り組んでいたが、その練習内容について「もっとすごいと思っていた」と語る

荒木氏のデビュー年は、ナゴヤドームが本拠地に変更された年であり、当時の中日監督の星野仙一氏が「足が速い選手を重視する」方針を打ち出していた

この年に荒木氏は63試合に出場し、左腕の高橋建投手から初安打を記録するなど印象深いシーズンとなった

彼は熊本県立熊本工を経て中日に入団したが、1年目の春季キャンプでは2軍スタートだった

まずはPL学園の福留孝介選手や東海大相模の原俊介選手とともに、注目のルーキーとしての期待感を抱いていた

しかし、荒木氏は「自分はそんな1位の選手ではないとわかっていた」と冷静に自己評価していた

プロの練習については、彼のイメージとは違っていた

荒木氏は「もっとハードで驚かされると思っていた」と思い描いていたが、実際は「こんなもんなんだ」と感じたそうだ

練習内容に疑問を感じることもあったが、最初からレギュラーを狙う自信は持っていなかった

彼のプロ入り後の練習についての印象は、監督が落合博満氏になった時だけ「しんどいと思った」と振り返る

特に落合氏の指導する長時間の“地獄のノック”は厳しいことで有名だが、それ以前は練習のハードさに対する疑問を持ち続けていた

学び続けた彼は、どんな状況でも「やるべきことをやろう」と自らを奮い立たせ続けていた

荒木氏はプロ入りの際にも、熊本工時代と同じように厳しい練習を日々続けており、体力に自信を持っていた

そのため、彼は1年目に2軍で86試合に出場し、打率.231という成績を残すことができた

この年は怪我人が多く試合出場機会が増えたことも影響している

彼にとっては、今振り返っても十分な結果であったと言える

荒木雅博氏がプロ入り当初の練習について語った内容は、選手たちがどのような心構えでプロの世界に入っていくのかを考えさせられる。期待と現実のギャップを感じながらも、日々の練習を大切にする姿勢は、今でも多くの若手選手に受け継がれているのではないだろうか。
キーワード解説

  • プロ野球とは?:日本の職業野球リーグで、野球のプロ選手たちが所属する組織。
  • ドームとは?:屋根付きのスタジアムで、天候に影響されずに試合を行うことができる。
  • ルーキーとは?:プロ入りしたばかりの選手のこと。
  • レギュラーとは?:試合に継続して出場する選手のことで、主力選手とも呼ばれる。
  • ノックとは?:野球の練習の一種で、選手にボールを打ち返す練習。

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