新庄監督が認める、達孝太の成長と逆転勝利がもたらした教訓

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◆パ・リーグ 日本ハム8―6楽天(6日・エスコンフィールド) 日本ハムは6日、楽天戦(エスコン)に逆転勝ちし同一カード3連勝

チームはこれで貯金を最多タイの14とし、首位をキープした

この試合の先発を務めた達孝太投手(21)は、5回10安打5失点(自責3)で降板した

大量失点にもかかわらず、打線の援護を受けてリードを保ちつつマウンドを降り、結果的に勝ち星はつかなかったが、デビュー戦からの負けなしという成績を維持している

前回の登板ではデビューからすべて先発でプロ野球史上初の6連勝を達成したが、今回の試合ではその記録更新は次回に持ち越しとなった

試合中、達投手は捕邪飛でピンチを脱出した後、ホームベース上で両手をたたき、両膝をつく場面が見られた

1点リードの5回、2死三塁のピンチを迎えたが、黒川選手を打ち取って勝ち投手の権利を得ると、疲れた表情を浮かべつつ「そんなに制球が乱れたわけでもなく、普通に打たれただけなんで、普通に実力不足なんじゃないかと」と試合を振り返った

ピンチを招いたのは主に2回の出来事で、清宮幸選手の失策がきっかけで連打を浴びて2失点し、その後、自らのボークでさらに1点を追加されてしまった

「人生初のボークもしてしまい、全然ダメでした」とおどけて語る達だが、打線の支援を受けたおかげで5回10安打5失点という内容で投げ切ることができた

前回の完投勝ちの影響で、達選手は「前回、最後力感100%ぐらいで投げてた

その感覚を持ったまま試合に入ってしまった

そこは勉強になりました」と、マウンドでの適応の難しさを痛感した様子を見せた

また、対戦相手に癖がばれていると感じたこともあるようで、「そこを改善できれば」と次回への課題も挙げた

大きな失点を喫したにもかかわらず、チームも勝利し自身の無敗も継続したことに、新庄監督は「達くんはいい勉強になったと思うし、いい経験になった

プロ野球という世界はそんなに甘くないよと、知らせた意味ではいいゲームでしたね」と語り、若手投手の成長を促した

今回の試合では、達孝太選手の成長が見て取れました。大量失点を喫しながらも、チームが逆転して勝利を収めたことは、彼にとっても貴重な経験となったのではないでしょうか。新庄監督の言葉からも、プロの厳しさが伝わってきます。次回の登板でどのような成長を見せるか、今から楽しみです。
キーワード解説

  • 達孝太とは?プロ野球選手で、日本ハムファイターズに所属する若き投手。デビュー戦からの成績が注目されている。
  • ボークとは?投手が投球動作中にルールに反した行為を行った場合に宣告される失点のこと。
  • 自責点とは?投手が自らの投球によって得点を許した場合、その投手の責任として記録される点。
  • 完投勝ちとは?投手が試合を通して投げ切り、その試合で勝利を収めることを指す。

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