日本ハム、2軍施設を北海道に移転計画を発表

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日本ハムファイターズは7日、北海道・北広島に位置する1軍本拠地エスコンフィールドにて記者会見を行い、千葉県・鎌ケ谷にある2軍本拠地を北海道に移転する意向を明らかにしました

移転は2023年から始まり、30年以内に完成を目指すとされています

移転の意義と目指す未来

会見を行った栗山英樹CBO(最高ビジネス責任者)は、移転の背景について「育成とスカウティングを重視してきたが、本当の意味で育成できる拠点が必要だ」と語り、特に「北海道に新たな育成の拠点をつくりたい」と強調しました

これにより、ファイターズが世界に誇れる人材を育成することを目指しているとのことです

北海道との協議状況

球団はすでに札幌圏において江別、北広島、札幌、恵庭、千歳、苫小牧の6市との協議を開始しており、適切な土地の選定が進行中です

球団の小林開発本部副本部長は、移転が「意向表明」であることを強調し、「移転計画が進む中で、最終決定は今後の協議による」と説明しています

育成環境の改善

現在の2軍本拠地「ファイターズ鎌ケ谷スタジアム」は、1997年3月に開場した天然芝の球場であり、選手寮や室内練習場を併設した育成拠点です

しかし、年月が経つにつれ老朽化が進んでおり、昨今では施設の改修を行うなど対応を続けています

1軍との一体感を強化
新たに北海道に2軍本拠地が完成すれば、シーズン中の選手の入れ替えもスムーズになり、1軍選手が出場機会を増やすために2軍戦に出場する「親子ゲーム」も円滑に行えると見込まれています

これにより、球団全体のチーム強化が期待されています

日本ハムの2軍施設移転計画は、育成とスカウティングの重要性を再認識した結果であり、栗山CBOの思いが込められています。北海道への移転は、選手育成やチーム強化に大きな影響を与えると期待されています。また、地域との協議が進む中で、最適な場所が選ばれ、新しい拠点が誕生することに注目が集まります。
キーワード解説

  • エスコンフィールドとは? 日本ハムファイターズの1軍本拠地であり、最新の設備が整った球場。チームの成績向上に寄与している。
  • 育成とは? 選手を育て、チームに貢献できる能力を高めるプロセス。また、コーチやスタッフが選手の成長をサポートする役割も含まれる。
  • 親子ゲームとは? 1軍の選手が2軍の試合に出場することを指し、選手が実戦での経験を積む機会となる。

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