交流戦が終了した時点で、彼は49試合に出場し、打率は.165と非常に厳しいスタートを切っています
昨シーズンは、全12球団中唯一の全試合フルイニング出場を達成し、打率.257、145安打、49打点という驚異的な成績を残したバッターにとって、今年の序盤は不本意なものとなっています
小郷選手を取り巻く状況は厳しさを増しています
中島大輔選手や武藤敦貴選手といった若手外野手の成長に加え、メジャー経験を持つドミニカ共和国出身の強打者・ゴンザレス選手もチームに加入しました
このため、外野手のポジション争いはさらに激化しています
また、三木肇監督は実績よりも現在のパフォーマンスを重視し、調子の良い選手を優先的に起用する方針を採っています
小郷選手もシーズン中に二軍落ちを経験しましたが、その苦境を逆境と捉え、チーム公式や仲間からの多くのアドバイスを真摯に受け止めてきました
「いろいろな方から、たくさんのアドバイスをいただいた」と語る小郷選手は、復調に向けて全力を尽くしています
昨年の前半戦も同様の苦しみを味わった小郷選手ですが、7月には打率.302を記録するなど夏に調子を取り戻した経験があります
今年も「自分の今までやってきたことを信じて、試合に出続けられるようにやりたい」と強い決意を持っており、季節の変わり目に照準を合わせています
これからのパフォーマンスに期待がかかります
小郷裕哉選手の復活を目指す姿勢は、若手選手が活躍する読み方を示しており、チーム内競争が彼の成長を促すでしょう。選手としての経験を経て、さらなる進化が期待されます。
キーワード解説
- 打率とは？：打率はバッターがヒットを打つ確率を示す指標で、成功率を表します。通常は、ヒットの数を打数で割った値です。
- フルイニング出場とは？：フルイニング出場は、選手が試合の全イニング（通常9回）を通してプレーすることを指し、その選手の持続力やプレー能力を示します。
- 調子とは？：調子は選手のコンディションやパフォーマンスの状態を指し、良い状態にあるか悪い状態にあるかを示します。
