広島カープ、首位・阪神との直接対決で6連敗の深刻な状況

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 「広島1-6阪神」(8日、マツダスタジアム)

広島は投打で見せ場なく敗れる結果となり、首位である阪神とのゲーム差を7.5ゲームに広げられた

チームは2006年以来、19年ぶりとなる阪神戦での6連敗を喫した

特に深刻なのは攻撃陣で、6月27日のリーグ戦再開以降、10試合でわずか14得点と、打撃が活気を欠いている

この日も四回に代打攻勢を仕掛けたものの、得点は1点に留まった

 次戦の相手先発は苦手な大竹投手

これを攻略することで、チーム内に意地を示したいところである

虎の背中が少しずつ遠のいていくなか、本拠地には阪神ファンの「六甲おろし」が響き渡り、カープファンの歓声は消えた

新井監督は「序盤から選手たちが粘り強く球数を投げさせたが、あと一歩のところで得点を重ねられなかった」と、敗戦をあっさりと受け止めた

 今季初対戦となる先発・才木投手に対し、広島は全く手をこまねいていたわけではない

初回、1死から2番・野間が内野安打で出塁

続いて3番・小園が13球粘って左前に安打を放ったが、後続が続かず得点には至らなかった

三回には、1死一、二塁のチャンスがあったものの、ファビアンが二飛に倒れ、二走の中村奨が戻り切れずに攻撃が終了するという痛恨のミスも発生した

 さらなる攻撃の活性化を狙い、四回に新井監督は勝負手を放った

1死一、二塁の場面で矢野の打席に代打・田中を起用

田中は四球を選び、満塁のチャンスを作るも、続く打者秋山は浅い左飛

中村奨が押し出し四球を選び1点を返したが、満塁のチャンスを逃してしまった

 この試合では、初回から五回まで毎回得点圏に走者を進めながらも、得点を奪い取ることができなかった

相手投手には5回で114球を投げさせるも、ヒットが続かず

朝山打撃コーチは「得点圏に進む作戦は悪くなかったが、あと一本が出なかった」と前向きに捉えている

 現在、チームはリーグ戦再開後10試合で14得点、1試合平均1.4得点と深刻な貧打にあえいでいる

次戦では通算1勝11敗の天敵・大竹投手が先発予定

この高い壁をチーム一丸で乗り越え、阪神の独走に待ったをかけられるか注目される

広島カープの深刻な貧打が浮き彫りになった試合で、チームは新井監督の指導のもとで一生懸命に挑戦しましたが、攻撃のチャンスを活かしきれませんでした。特に阪神との直接対決での連敗はファンにとっても辛い結果です。今後、チームがこの難局をどのように打開していくのかに注目です。
キーワード解説

  • 貧打とは?: 貧打とは、チームの打撃力が非常に低く、得点を獲得することが難しい状態を指します。
  • 代打とは?: 代打とは、試合中に打席に立つ選手を交代することを示します。状況に応じて戦略的に選手を替えることで、得点を狙います。
  • 得点圏とは?: 得点圏とは、走者が得点を奪うためのポジションにいることを意味し、通常は二塁または三塁にいる状態を指します。

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