阪神・前川右京が約2ヶ月ぶりの適時打を記録、打撃の向上に期待
(セ・リーグ、広島1-6阪神、13回戦、阪神9勝4敗、8日、マツダ)阪神タイガースの前川右京選手(22)が、広島戦で快音を響かせ、待望の適時打を放った四回、1死の場面で四球を選んで出塁した大山選手を一塁に置き、強烈なツーシームを捉えた打球は中堅左へ飛び、フェンスを越える二塁打となった
これにより、前川選手は5月16日の広島戦以来となる打点を挙げ、久々の長打に喜びを隠せなかった
「積極的にスイングしていく意識で打席に立ちました
しっかり自分のスイングができた」と、自身の打撃スタイルを強調する前川選手
大山選手が一塁から好走したことも、得点に繋がった要因の一つとして感謝の意を示した
今季の前川選手は、開幕からなかなか調子が上がらず、打率は229にとどまっている
プロの厳しさを実感しつつも、この一打が吹っ切れるきっかけになると期待されている
昨シーズンは1軍でしっかりと成績を残した前川選手だが、今季は思うように結果が出ていない
開幕後には2軍降格を経験し、再び1軍に戻ったが、簡単には打てなかった
彼は「ケガがなくて離脱していないのは良いこと」とポジティブに捉え、今後の成長を願っている
「意外とシャープに打てたので、あの打席はよかった」と語り、今後の試合に向けての意気込みを見せた前川選手
この辛抱強い挑戦は、彼にとって不動のレギュラーとしての景色を拓く試金石となるだろう
広島の空に舞うカモメに乗るように、前川選手も更なる高みを目指して羽ばたき続ける
前川選手の適時打は、打撃の改善に向けた良い兆しを示しています。彼が経験しているプロの厳しさと冬の時期の中で成長し、これからの試合にどのような影響を与えるのか、期待せざるを得ません。彼の今後の活躍に注目です。
キーワード解説
- 適時打とは?試合の状況に応じて得点を上げるための打撃のことで、特にランナーをホームに返す役割があります。
- ツーシームとは?速球に似ていますが、わずかに横に動く球種です。打者にとってはタイミングを外しにくい難しい球となります。
- 打率とは?選手が打席に立った回数に対してヒットを打った割合を示します。この数値は選手の打撃力を評価する重要な指標です。

