広島・佐藤柳投手、プロ初登板での快投とこだわりのグラブ

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広島東洋カープのドラフト2位指名選手、佐藤柳之介投手(22歳、富士大学)が1軍のマウンドで目覚ましいパフォーマンスを披露している

プロ初登板となった6月29日の中日戦では、6回無失点という素晴らしい成績で初勝利をゲット

その後も、7月6日の巨人戦で5回を投げて1失点という粘り強いピッチングを見せており、現在の成績は2試合で1勝0敗、防御率は驚異の0.82を記録している

好投の背景にある細部へのこだわり

これほどの好成績を残す背景には、佐藤投手自身の細部に対するこだわりが存在している

特に、グラブの選定が大きな要素とのこと

普段は、目を引くレモンカラーのグラブをキャンプやオープン戦で使用していたが、プロシーズンが始まると黒を基調にした日本ハム・伊藤モデルのグラブに変更したという

この変更について彼は、「先輩たちの強い球を受けているうちに、グラブが柔らかくなりすぎてしまった」と説明

彼は、「硬いグラブが好き」であり、柔らかくなると体の力が入りにくくなる感覚を抱いているようだ

右手を高く上げる独特な投球フォームも特徴で、「右手の使い方が重要」と自ら分析している

グラブの仕様と影響

佐藤投手が使用しているグラブは「縦型」と呼ばれるタイプで、硬さが保たれるように設計されている

これにより、プレイ中もグラブがつぶれにくく、彼のパフォーマンスを支えている

また、自身の体の一部としてグラブに愛着を抱いていることも示された

「硬いな」と同期から驚かれたこともあるとのことだ

今後の展望

これまでの成果に自信を持ちながらも、「ルーキーだから」と見られることを嫌い、新たなスタートとして次回登板の中日戦に臨む意気込みを語った

相手打線に対する対策も考慮される中で、さらなる成長を目指す佐藤投手

道具へのこだわりと勝利への執念を胸に、これからも1軍のマウンドに立ち続ける姿が期待されている

佐藤柳之介プロフィール
2002年11月1日生まれの22歳

宮城県出身で、身長179センチ、体重87キロの左投げ左打ちの投手

東陵高校から富士大学を経て、2024年度のドラフトで広島から2位指名

大学4年秋の北東北リーグで2回目の最優秀投手に輝き、リーグ優勝に貢献しMVPも受賞した

最速148キロの直球は高回転で切れ味が良く、変化球も多彩

広島の佐藤柳投手がプロ初登板で好成績を残していることは、彼の技術と道具へのこだわりが大きく関係しています。特に、グラブ選びや投球フォームの意識は、ピッチングのパフォーマンスに直接影響しています。次回の中日戦では、相手の対策を上回れるかが注目されます。これからの彼の成長が楽しみです。
キーワード解説

  • プロ初登板とは?プロの選手が公式の試合で初めて出場することを指す。
  • 防御率とは?投手が与えた得点を基に、投球回数に応じて計算された数字で、投手の成績を示す重要な指標。
  • グラブとは?野球で使用されるキャッチングのための道具で、投手の場合は投球時の力の伝達にも大きな影響を与える。
  • 直球とは?投手が最も基本的な球種として投げる真っ直ぐな球で、速さや回転数によって打者に与える影響が変わる。

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