高木氏によると、チームは最近獲得した内野手マイク・フォード（33）に大きな期待を寄せている
フォードは大リーグのニューヨーク・ヤンキースやサンフランシスコ・ジャイアンツでの経験を持ち、2024年7月にDeNAに途中加入
1年目はレギュラーシーズンではわずか6試合の出場にとどまるが、ポストシーズンでは代打として活躍し、打率3割を超えながらチームの日本一に貢献した
2024年オフには米国に帰国し、ミネソタ・ツインズとマイナー契約を結ぶが、2025年には思うような結果を残せず6月2日に自由契約となった
高木氏はフォードの打力について、「DeNAにとって本当にいい外国人選手」と高く評価し、昨シーズンのチームにおいて「困ったときのフォード」との活躍を振り返った
また、チームの主砲タイラー・オースティン（33）が膝の故障で戦列を離れている現状に触れ、「今やフォードが打線を引っ張っていく役割になるだろう」と期待を寄せた
フォードを中心にした打線の再構築
高木氏はフォードの起用法についても言及し、「佐野（恵太）を外野にし、フォードをファーストに固定することが重要だ」と述べた打撃が全体的に低迷する中、フォードが打線の起爆剤として機能することを期待している
具体的な打順については、「桑原（将志）が1番、3番に佐野、4番に牧（秀悟）を置くのが理想」とし、チームの打線の厚みを増すことが重要であると指摘した
チームは現在リーグ4位で、首位の阪神とは8.5ゲーム差をつけられているが、高木氏は「諦める数字ではない」と冷静に分析
そして、「手を打ったことは素晴らしいこと」と古巣の巻き返しに期待を寄せた
次の試合は9日にヤクルト戦、そして11日から本拠地・横浜スタジアムで巨人との3連戦が控えている
今回のフォードの獲得は、DeNAにとって非常に大きな意味を持つ。主砲オースティンの不在が続く中で、フォードに期待する声が高まっている。高木氏の分析通り、フォードが中軸として機能すれば、チームの打撃力向上に寄与することが期待される。今後の試合での彼の活躍が待たれる。
キーワード解説
- ヘッドコーチとは？ 野球チームの監督に次ぐ立場で、選手の指導や戦略の立案を行う責任者のこと。
- 打線とは？ 野球において、攻撃時にバッターが並ぶ順番のこと。打線が強いと、得点が期待できる。
- 主砲とは？ チームの中で最も打撃が期待される主力選手のこと。
- ポストシーズンとは？ レギュラーシーズンの後に行われる、優勝を決めるための試合。
