この試合は延長10回に突入し、京都廣学館のエース藤井智基投手(3年)が見事なピッチングを披露した
試合の展開と藤井投手の活躍
藤井投手は11安打を浴びながらも無四球で完投彼は今春から阪神とロッテで活躍した遠山奬志氏が特任投手コーチに就任した影響を受けており、配球やメンタル面、マウンドさばきなどの指導を受けている
「打たせて取るピッチングを心掛けている」と語った藤井は、7回までに僅か1失点に抑える堅実な投球を見せた
終盤の逆転劇
試合は8回の裏に連続適時打で逆転を許し、京都廣学館は1点を追う状況にしかし、9回表に3番の上田楓人内野手と4番の伊藤一輝捕手が連打を放ち、5番の斉藤隆太外野手が同点打を決めた
「前の2人がつなげてくれたので、僕が還すという気持ちでバッターボックスに立った」とコメントする斉藤
その打球は三遊間を破り、試合は同点に
延長戦の末の勝利
試合は延長戦に突入し、10回表には無死満塁の場面で藤井が押し出しの四球を選び勝ち越しその後も攻勢が続き、6点を追加
洛東の反撃を1点に抑え、京都廣学館は見事な勝利を手にした
藤井は「元気で投げることがピッチャーの仕事」と、最終回まで元気にマウンドに立ち続けた
監督の誕生日を祝う勝利
この日は原隆徳監督の37歳の誕生日でもあり、選手たちは「ハッピーバースデー大作戦」と名付けた作戦で試合に望んだ勝利をプレゼントとして贈った選手たちは「ここまで来たらもっと上を目指す」と意気込みを語った
一方、原監督は「ありがたいですね」と笑顔を浮かべた
京都廣学館の試合は、高校野球の緊張感を感じさせる白熱したものでした。特に藤井投手のピッチングは素晴らしく、彼が延長戦を戦い抜いた姿は印象的です。また、選手たちが苦しい状況から逆転に成功したのは、チームの結束力の強さを示しています。監督の誕生日を祝う意味でも、勝利は喜ばしいものだったと思います。
キーワード解説
- 藤井智基とは?:藤井智基は京都廣学館のエースピッチャーで、無四球完投と称されるほどの制球力を持つ選手です。
- 連続適時打とは?:試合中に続けてヒットを打ち、攻撃を継続させることを指します。連続適時打が勝利に繋がることもあります。
- 押し出しの四球とは?:バッターが投手の球を四球として受け取ることで、出塁し、その結果得点が入ることです。

