ソフトバンク、28年ぶりの連勝記録を更新 大関の好投でオリックスに勝利

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
◇パ・リーグ ソフトバンク1-0オリックス(2025年7月9日 京セラD) ソフトバンクホークスが9日、オリックスバファローズとの接戦を制し、連勝を4に伸ばした

先発した大関友久投手(27)は、7回を5安打無失点に抑え、自身の連勝を4に伸ばし、このシーズン6勝目を挙げた

大関の好投の背景には、変化球を低めに丁寧に集める戦略があった

この試合の重要なポイントは、大関が初回に先頭の福田選手から3連打を浴びてしまい、無死満塁のピンチを迎えたことだ

この緊迫した状況にもかかわらず、大関は動じず、予定通りの冷静な対応を見せた

彼は「無失点でいけることが理想だったが、最低限1点を取られることを想定しつつ、無失点にこだわって投げた」と振り返った

その後、大関は4番の杉本選手からフォークボールで空振り三振を奪い、続くディアス選手も三ゴロ併殺に仕留めるなど、緊張感を見事に克服

7回を無失点で投げ終えたことで、チームに勢いを与えた

この日は、藤井皓哉投手(28)と杉山一樹投手(27)が好リリーフを見せ、1点を守り切った

野村勇内野手(28)の3回の左前適時打が唯一の得点となり、試合を決定づけている

ソフトバンクはこれで7カード連続の勝ち越しを達成し、今年の貯金は現在のところ14と最も多くなった

大関は、この日も投球フォームを安定させ、打者を抑えることに専念した

彼の直球は最速144キロにとどまったが、調子が完璧ではなかったとはいえ、チーム福祉の積み重ねで好成績を維持している

今年の彼は、昨季の経験を活かし、自身の限界に挑戦し続けている

「去年のトレーニングが生きている」と語る大関の姿勢は、チームにとっても頼もしい存在である

その結果、監督の小久保が「安定した投球でゲームを作ってくれる」と評価している

今回の試合では、大関選手の冷静さと安定した投球が際立ちました。初回の満塁ピンチを無失点で切り抜けたことは、今後のチーム成績にも大きく影響するでしょう。監督や同僚からの信頼も厚く、彼の成長がこれからのセ・リーグの展開に期待を寄せています。
キーワード解説

  • 投手戦とは?:投手戦とは、チームの投手同士が互いに好投し、得点が少ない試合のことを指します。特に、両チームの投手が質の高いピッチングを展開するため、試合が白熱することが多いです。
  • ハイクオリティースタート(HQS)とは?:ハイクオリティースタートは、試合で投手が7回以上投げ、自責点が2点以下であることを言います。この成績を達成することは、投手が試合を支配している証拠とされています。
  • 変化球とは?:変化球とは、投手が投げるボールの一種で、スピードや回転を変えることで、打者のタイミングを外す効果があります。これにより、バッターがヒットを打つ確率を下げることができます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。