高校野球京都大会 京都広学館が延長戦を制し、次戦へ向け好スタート

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
◆第107回全国高校野球選手権 京都大会 ▽2回戦 京都広学館9―4洛東=延長10回タイブレーク=(9日・京都府太陽が丘)京都の高校野球大会において、京都広学館が延長10回にタイブレークで洛東を破り、次のステージに進むことが決定した

今春からコーチを務める元阪神の遠山奬志氏(57)の指導のもと、エースの藤井智基(3年)は「遠山さんの分も勝つ」と熱い思いを持ってマウンドに立った

藤井は10回を投げきり、4失点(自責点2)という成績を残し、111球を投げた

試合の終盤、藤井は延長10回の2死一、三塁の場面で混戦を制し、洛東の最後のバッターを中飛に打ち取ると、思わず両腕を突き上げて喜びを表現した

このゲームでは、8回裏に失点し逆転を許したものの、第9回の2死一、二塁の場面で中堅手の斉藤隆太(3年)が左前適時打を放ち、土壇場で同点に追いついた

藤井は「つないでくれて良かった

うれしかったが6割

勝つしかないが4割」と正直な感想を述べた

遠山監督は、藤井の制球力を高く評価する一方で、精神面や投球術に重きを置いて指導してきた

この日、藤井はけん制死を2つ成功させ、「以前は打者のミスでアウトを取っていたが、今は自分の力で打ち取る感覚が身についている」と手応えを感じている

この勝利は、原隆徳監督の誕生日に贈る白星でもあった

次は立命館宇治との対戦を控える藤井は、「完封できる状態でしっかり準備したい」とさらなる躍進を誓った

今回の試合での京都広学館の藤井投手の活躍は非常に印象的でした。特に延長戦での冷静なピッチングは他の選手にも良い影響を与えるでしょう。また、指導者の遠山コーチの言葉が、選手にどのように影響を及ぼしているかも興味深い点です。次戦に向けてさらなる成長が期待されます。
キーワード解説

  • タイブレークとは?試合が同点のまま進んだ場合、延長戦で得点を重ねる制度のことです。
  • エースとは?チームの中で最も能力が高い投手のことを指し、主に試合の重要な場面で起用されます。
  • 自責点とは?投手が自らの投球で与えた得点のことです。
  • 制球とは?投手が投げた球が、意図した場所に正確に投げられる能力のことを指します。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。