巨人田中将大投手、イースタン・リーグで好投も手応えの見えた試合内容

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<イースタン・リーグ:西武3-10巨人>◇9日◇カーミニーク プロ野球のイースタン・リーグで、巨人の田中将大投手(36)が2軍調整後、8度目の登板を果たしました

この日の登板では6回76球を投げ、5安打5奪三振3失点という成績を残しました

最速147キロを計測するなど、復調の兆しを見せる中、初回には不安定な立ち上がりが影響し、先制点を献上する形となりました

初回1死三塁の場面で、3番打者の仲三河選手に右前適時打を浴び、続く4番打者の村田選手には左翼スタンドへ飛び込む2ランホームランを打たれ、結果的に3失点を喫しました

しかし、試合は続く2回以降から田中投手のピッチングスタイルが変わり、テンポ良く投球を続け、無失点で試合を進めました

この日の田中投手の投球に対して、桑田真澄2軍監督(57)は「今取り組んでいることがそのまま出たというか

失投は打たれる、しっかり構えたところに投げたら抑えられる」と評価しました

そして、彼は「ピッチャーは全ての球をコントロール良く投げられるわけではない

大胆さと丁寧さが重要だ」と述べ、投球の戦略についてのアドバイスを送りました

特に田中投手のスプリットに注目し、「今日は良いスプリットが出てきた

前回は状態が良くなかったが、今回は何球か良いスプリットが見られた

今後はそれを増やしていく」との市場感を示しました

さらに、カーブ、スライダー、カットボールも良い出来だったと強調し、コントロールについても「大城選手が構えたところに球が来ればアウトを取れていた」と評価しました

田中将大投手の今回の試合では失点があったものの、全体的に見れば明らかな成長が伺えました。桑田監督の指導のもと、戦略を意識したピッチングが進化していることが印象的です。今後さらに調子を上げていくことが期待されます。
キーワード解説

  • イースタン・リーグとは?: イースタン・リーグは、日本のプロ野球における二軍チームが所属するリーグです。このリーグでは選手が実戦経験を積むことができ、怪我からの復帰や若手選手の成長が期待されます。
  • スプリットとは?: スプリットは、ストレートと似た投球動作から繰り出される変化球で、ボールが打者に近づく際に急激に沈む特性を持っています。これにより打者を欺くことができます。
  • 奪三振とは?: 奪三振は、投手が打者を三振に打ち取ることを指します。特に、目を引く成績として、投手の実力を示す指標の一つとされています。

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