このため、翌日にはダブルヘッダーが組まれ、菅野はその第2試合に先発することとなった
巨人の前監督であり、現在はオーナー付特別顧問を務める原辰徳氏は、ボルティモアの球場を訪問し、菅野を激励した
原氏は、父・隆志さん、母・詠美さんと共に前日に米国入りしており、家族の絆を再確認する場ともなった
再会した際、菅野は「雨男でスミマセン」と冗談を交えた
彼と原氏は球場のファミリー・ルームで約30分間の団らんの時間を過ごし、菅野の表情からは充実感が伺えた
原氏は「いい表情していましたね
若返ったように見えました
色々な刺激を受けて、充実した時間を過ごしているのでしょう」とコメントしている
菅野と原氏が会うのは、今年2月のハワイでの自主トレ以来のことだ
コロナ禍の影響で、メジャー挑戦の夢は一度は薄れてしまったが、菅野は「やっぱりこちらでプレーしたいという思いが強かった」と語っている
菅野のメジャー挑戦は2021年にポスティング制度を利用した際も叶わなかったが、4年越しの思いを抱いて今季挑戦している
現在、菅野は今季チームの先発投手として唯一、ローテーションを守り、これまでに18試合に登板し、6勝5敗、防御率4.44の成績を記録している
家族が見守る中で、力強い投球で前半戦の最終登板を果たしたい意向を示している
菅野投手がオリオールズでの挑戦を続ける中、家族との時間が重要視されていることが印象的です。原氏の激励や家族のサポートは、選手のメンタル面で大きな力となります。菅野投手が今後どのような成績を残していくのか、非常に楽しみです。
キーワード解説
- ダブルヘッダーとは？：同じ日に2試合行う野球の形式を指します。特に雨天中止などの影響で試合が延期された場合に行われることが多いです。
- ポスティング制度とは？：日本のプロ野球選手がメジャーリーグに移籍する際に用いる制度で、チームが他チームに対して選手の獲得のための交渉権を与える方法です。
- 防御率とは？：投手の成績を示す指標で、1イニングに与える失点の平均を表します。防御率が低いほど、投手としての成績が良いとされます。
