石川達也、古巣DeNA相手に抑え込む初登板で勝利を手に

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◇セ・リーグ 巨人2―1DeNA(2025年7月11日 横浜) プロ野球のセ・リーグにおいて、読売ジャイアンツの石川達也投手(27)が、古巣である横浜DeNAベイスターズとの対戦で初登板を果たし、延長10回を無失点で抑える見事な活躍を見せた

石川の移籍後、これで3勝目(3敗1ホールド)を記録した

延長戦での冷静な対応

試合は1-1の同点で延長10回に突入

石川は5番手ピッチャーとしてマウンドに上がり、まず、代打・松尾を6球目のスクリューボールで右飛に仕留めた

スクリューボールとは、ボールが横に曲がる変則的な球種で、打者にとっては打ちづらい特性を持つ

続いての代打・井上に対しては、5球目のスクリューボールを決め、空振り三振を奪った

しかし、その投球後にボールが井上の体に当たったことが議論を呼び、DeNA・三浦大輔監督の指摘を受けて審判団が協議に入るという場面もあった

審判は「空振りの後に体に当たったため、打者はアウト」と説明した

完璧な投球

そして、最後の打者である関根には2球目のカットボールを投げ、バットを折らせて二ゴロに仕留めた

これにより、石川はわずか13球で元チームメートを3者凡退に抑え、チームに勝利をもたらす

試合の終息と石川の移籍背景

延長11回では、先頭打者である坂本勇人内野手(36)が決勝ホームランを放ち、これによって石川は勝利投手となった

石川は、横浜高校から法政大学を経て2020年に育成ドラフト1位でDeNAに入団

しかし、昨季限りで戦力外通告を受け、巨人へ移籍していた

石川選手の古巣相手の初登板は非常に印象的でした。特に、延長戦での冷静な投球と、元チームメートに対する鋭い対応は、彼の成長を象徴しています。新たなチームでの成功を期待したいところです。
キーワード解説

  • スクリューボールとは? それは、ボールが通常と異なる回転を持ち、横に曲がって飛ぶため、打者が打ちにくい球種です。
  • カットボールとは? これは、直球に似た投球ですが、わずかに横に曲がる変化球で、打者のバットを折ることがある球種です。

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