一軍に昇格するためには、ファーム（いわゆる二軍）での成果が求められることが一般的ですが、その一方で、ファームで好成績を収めていてもなかなか一軍からの声がかからない選手も多く存在します
今回は、今季ファームでの活躍が際立つ阪神タイガースの選手、早川太貴選手に焦点を当ててみたいと思います
選手プロフィール
早川太貴選手は、右投げ・右打ちの選手で、身長185センチ、体重95キロと恵まれた体格を持っています生年月日は1999年12月18日で、経歴は北海道大麻高から小樽商科大を経て、ウイン北広島に所属していました
2024年育成選手ドラフトで指名漏れを乗り越え、プロ入りを果たしました
成績の推移
早川選手は、北海道大麻高で特に目立った実績を残せなかったものの、小樽商科大への進学後には球速が大幅に向上し、プロからの注目を集めることとなりました大学卒業後は北広島市役所に勤務しながら、社会人野球クラブチーム「ウイン北広島」でプレー
ここでは先発だけでなくリリーフとしても活躍し、プロ入りへの期待が高まっていましたが、ドラフトでは指名されずに悔しさを味わいました
しかし、昨季からは「くふうハヤテベンチャーズ静岡」に参加し、25試合（95回）を投げて4勝7敗、防御率3.22の成績を記録
特に阪神タイガースとの対戦においては、防御率が0点台を記録し、阪神から育成選手ドラフト3位指名を獲得した経歴があります
ファームでの活躍
今季はルーキーイヤーとして、ファームで主に先発投手として起用されています12試合に登板し、62回2/3を投げて6勝1敗、防御率3.16という素晴らしい成績を収めています
彼はこのまま支配下契約を勝ち取るために、さらなるアピールを続けている状況です
阪神タイガースの早川太貴選手の活躍が注目されています。彼はファームで素晴らしい成績を残し、一軍への昇格を目指している若手選手で、成長の過程や逆境を乗り越えた姿勢には感銘を受けます。将来のスターダムへ向けて期待が高まる選手です。
キーワード解説
- ファームとは？：プロ野球における一軍（メインのチーム）とは別に、選手が成長や調整を行うためのチームです。
- 支配下契約とは？：プロ野球の選手が一軍登録されている状態のことで、チームが選手の権利を持つことを指します。
- 防御率とは？：投手が相手チームに得点を与えた割合を示す指標で、悪ければ悪いほど投手の成績が悪いことを意味します。
