この試合では先発投手の村上が序盤から不安定なピッチングを見せ、特に二回に一時的にチームの流れを崩される場面がありました
村上は、相手チームの投手・ランバートからの先制点を与える適時内野安打を許し、その後も打撃ラインアップに活躍する内山にプロ初の満塁ホームランを浴び、結局、わずか2回で6失点という結果に終わってしまいました
言い換えれば、村上は「KO」(ノックアウト)となり、試合を早くも降板せざるを得ませんでした
試合後、藤川監督は村上の高く弾んだ打球が捕球できなかったことを踏まえ、「まあまあ、そういうことですかね」と淡々としたコメントを残しました
また、50分間の中断後、村上を再度マウンドに上がらせなかった理由には、「ずっとローテーションを守ってきていますからね
少し天候を含めてハードな時期になっていますからね
今日はここで、というところで
門別もいますからね」と、他の投手のコンディションも考慮した決断であることを説明しました
この試合での敗北によって、阪神は球団史上最長となる12連勝の記録を達成することはできませんでしたが、藤川監督は「それより今からやることがあります
投手が2イニングとか、複数投げているので、勝ち負けよりも考えることがあるので」と、前向きな姿勢を示していました
今回の試合は、阪神が連勝の期待をかけて挑みましたが、予想外の展開に終わってしまいました。特に先発投手の失投が痛手となり、選手たちも連勝のプレッシャーを感じていたことでしょう。ただ、藤川監督の落ち着いた発言からも、次の戦略を考えながらチームを立て直す姿勢が伺えます。
キーワード解説
- KOとは? 競技において、選手が試合を続行できない状態を指します。一般的にはボクシングや柔道などでよく使われる用語ですが、野球においてはピッチャーが失点が多く、続行抑止不能な状態を表します。
- ローテーションとは? 野球チームの先発投手を組織的に配置する方法で、各投手が一定の間隔で先発登板することを指します。これにより選手の疲労を軽減し、平準な成績を維持することが狙いです。

