ヤクルト、阪神の連勝ストップから得た勝利の裏に清水昇の粘投

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◆JERAセ・リーグ 阪神3―6ヤクルト(11日・甲子園) ヤクルトが阪神の12連勝を止めた

試合は2回にヤクルトの内山壮真捕手が、自身2本目となる満塁本塁打を放つなど、一挙に6点を奪ったことが勝負の分かれ目となった

先発のピーター・ランバート投手は6安打を浴びつつも、5回を投げて3失点に抑え、チームを助けた

試合は後半に入ってもヤクルトがリードを保ち、6回以降は継投で逃げ切る展開となった

特に注目されたのは、9回のマウンドに上がった清水昇投手だ

通常は守護神として活躍する石山がコンディション不良のため、清水が代役として登板した

この状況を受け、「そういうチャンスをいただけるというのはあまりないこと

何とか抑えようという気持ちでマウンドに上がりました」と清水は語った

1死を奪った清水は中野には中前打を許したものの、慌てずにフォークを駆使し、森下を空振り三振に仕留め、最後は佐藤輝を三直に打ち取る

この守護神代役を見事に乗り切り、今季初となるセーブを記録した

高津監督は試合後、石山のコンディションについて「ピッチングはやっていたんですけどね」と明かし、守護神の状態が思わしくないことを認めた

しかし、経験豊富な清水が責任を果たしたことに驚きと感謝の意を示した

「チームがこういう状況だからこそ、小さな1勝がほしいというのはみんなあるので、死ぬ気で投げているからこそ、何とか僕も最後を締めようという気持ちがありました」と清水はコメントを残し、決勝点を守り抜いた自信を見せていた

今回の試合でヤクルトが阪神の連勝を止めたことは、チームにとって非常に大きな意味を持ちます。清水昇の冷静なピッチングは、変わり者である彼自身の強さを改めて証明しました。また、石山のコンディション不良という要因も試合に影響を与えたため、チーム全体の調整が求められるところです。今後の試合においても、チームとしての結束が鍵になるでしょう。
キーワード解説

  • 満塁本塁打とは?試合中、得点が加算される状況で、全ての塁に走者がいる場合に打たれた本塁打のことで、これにより一気に得点を上げることが可能です。
  • 継投とは?試合中、投手を交代させて登板させることを指し、複数の投手の力を結集して試合を有利に進める戦術です。
  • セーブとは?試合を締めくくる際に、リードを保って投げ終えた投手に与えられる成績で、彼の手腕が勝利に貢献したことを示します。

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