阪神連勝ストップも冷静な対応を見せる藤川監督

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
阪神タイガースは11日、甲子園球場で行われた東京ヤクルトスワローズとの試合において、3-6で敗れ、連勝は2リーグ制以降の球団最長タイにあたる11でストップしました

先発の村上頌樹投手(27)は期待に反して大乱調で、2回裏二死満塁の場面で3番の内山選手に147キロの直球を捉えられ、グランドスラムを被弾するなど、7連打を浴びて一気に6失点を喫しました

このため、村上投手は今季最短の2回で降板することとなりました

試合の後半、阪神は門別、木下、岩貞、桐敷の各投手によって無失点リレーを披露しましたが、序盤の失点が響き、最終的に試合をひっくり返すことはできませんでした

特に中盤には、大山選手と小幡選手の適時打で反撃の意気込みを見せました

試合後、藤川監督は「投手が複数イニングを投げているので、勝ち負けよりももっと他に考えることがあります」と落ち着いた口調で語り、選手たちに奮起を促しました

「結果が伴ったり、伴わなくて悔しい思いをしている選手も中にはいますから、その姿をしっかり見て、明日以降も戦ってもらえれば」とコメントしました

この日の敗戦にもかかわらず、阪神は2位の読売ジャイアンツに対して8.5ゲーム差をつけて首位を独走中です

しかし選手たちは「ゲーム差のことを考える余裕はないと思います

今は目の前の試合に集中するだけです」としっかりと気持ちを切り替えています

過去には2021年にシーズン中盤で2位と最大8ゲーム差をつけて首位を快走しましたが、その後主力選手の不調も影響し、ヤクルトにセ・リーグ王者の座を奪われた苦い経験があります

今年の選手たちはその教訓を胸に、優勝を目指して冷静さを保ちながら戦っています

阪神タイガースがヤクルト戦での敗戦を受け、選手たちや監督の姿勢が印象的です。特に、藤川監督が選手に冷静さを保つよう奨励した点は、チームの士気を維持するために重要です。過去の苦い経験から冷静な戦い方が求められる中で、選手たちが目の前の試合に集中する姿が際立っていました。連勝は止まりましたが、今後の戦いへの期待が高まります。
キーワード解説

  • グランドスラムとは?ホームランを打って一度に4点を得る特別な得点方法のことで、満塁の状態(走者が全ての塁にいる状態)で打つことで達成されます。
  • 無失点リレーとは?無失点のピッチングを複数回行うことで、試合中に点を取られない投手陣の協力プレーを指します。
  • 2リーグ制とは?1950年以降に日本のプロ野球で用いられる方式で、セントラルリーグとパシフィックリーグという二つのリーグに分かれて競い合います。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。