3番手として9回に登板し、1イニング19球を投げて2安打1失点
彼は直球において自己最速タイの154キロをマークした
藤原投手は試合後のインタビューで、「緊張せず、真っすぐで押せていた
ただ追い込んでからの決め球で空振りが取れなかった」と振り返った
藤原投手の直球の回転数は最高2700を記録しており、この質の向上は、今年の3月から行ってきたウエートトレーニングによるものだ
彼は「ウエートルームに鏡があり、腕を見ていたら、ちょっとごつくなっていることに気がついて、やる気が出た」と、トレーニングを続ける理由を笑顔で語った
入団時に62キロだった体重は、春キャンプ時に70キロ、現在はさらに5キロ増え75キロに達している
体重増加によるデメリットは感じておらず、スプリント(30メートルダッシュ)のタイムも向上しているため、トレーニングの成果は明らかだ
課題として藤原投手が挙げたのは、カウントを取るカーブに関することだ
彼は「高低でボールになることは気にせず、横に外れないように投げている」とし、追い込んでからのカーブとチェンジアップを低めに決められるように日々練習を重ねている
自身の勝負球としていたスライダーについては、昨年夏から封印しており、その理由は「スライダーを投げると腕が横振りになってしまう」と語った
現在は他の球の向上に注力しているが、時折キャッチボールではスライダーを投げることもあり、「試合でもそろそろ投げたい」と意欲を見せている
当面の目標は2軍定着であり、「真っすぐばかりではなく、課題である変化球も使ってチャレンジしていきたい」と抱負を語った
球団関係者の中では、彼のポテンシャルが高く評価されており、今後のさらなる成長が期待されている
藤原大翔投手の公式戦初登板は、とても意義があるものでした。若手選手がプロの舞台でどのように成長していくかが見えやすく、彼の今後の活躍に期待が高まります。特に、肉体的な成長とともに技術的な向上もあり、チームにとって重要な戦力となることが楽しみです。
キーワード解説
- ウエスタン・リーグとは?ウエスタン・リーグは日本のプロ野球における育成リーグで、若手選手が実戦経験を積む場として重要な役割を果たしています。
- ウエートトレーニングとは?ウエートトレーニングは、筋力向上を目的としたトレーニングで、選手が体重を増やしながらパフォーマンスを向上させる手段です。
- スプリントとは?スプリントは、短距離を全力で走ることを指し、選手のスピードや持久力を測る指標となります。
- カーブとは?カーブは、ボールが曲がる投球で、打者にとって打ちにくい球種の一つです。
- チェンジアップとは?チェンジアップは、速球のように投げるが、スピードが落ちる球種で、打者を惑わすために使います。

