球宴前最後の2連戦で、中日は果たして勝利を収めることができるのか
初戦の厳しい試練
初戦、試合は好調な流れで始まった中日が5回表を終え、4点リードしている状況
しかし、その後の守備の乱れが中日の運命を変える
5回裏、2死1塁の場面で、通常ならば捕球できる飛球を外野手パウエルがまさかのエラー
これにより走者が生還し、流れが一変した
守備のミスが招いた失点
さらに、6回には佐藤の暴投が追加点を許し、続く2死満塁のピンチでの遊撃手・山本保司の悪送球が響く全てのランナーが帰塁し、逆転を許す結果となった
高木守道監督は「草野球だな」と愚痴を漏らすほど、守備の低迷が続いていた
チャンスを生かせない中日
この結果、3連敗を喫した中日借金も4月以来の2となり、巨人とのゲーム差は10.5にまで広がった
対する巨人は再び横浜に勝利し、その一方で中日の連敗に苛立ちを募らせていた
中4日で復活する山本昌
17日、中日は神宮での試合に山本昌広を先発させる彼はすでに12日には巨人を完封し、その力の高さを証明していた
3回には大豊泰昭が満を持してホームランを打ち、さらに5回には小坂勝仁から連続アーチを決めるなど、チームを引っ張る
豪華リリーフ陣がヤクルトの反撃を抑制
しかし、7回に山本昌が同点弾を浴びてしまった後、高木監督は迷わず今中慎二を投入この決断が功を奏し、ヤクルトの反撃を抑え、連敗をストップ
これにより中日は38勝39敗の成績で球宴休みに入る
巨人とのゲーム差とチームの士気
巨人は横浜に敗れたが、依然として2位・ヤクルトと8.5ゲーム差を保っている長嶋茂雄監督にとっては、17年ぶりの首位ターンとなったことが明るいニュース
しかし、高木監督は余所見をせず、後半戦に向けて士気を高める発言を残した
今後、中日は強力な巨人との対戦が続くが、選手たちの「ギブアップしない気持ち」がチームの運命を左右することになりそうだ
今回の記事では、中日ドラゴンズがヤクルトとの試合で見せた守備のミスやそれに伴う敗北、そして後半戦に向けた奮闘が描かれました。高木監督の「ギブアップしない気持ち」という言葉が印象的で、選手たちの士気も窺えます。チームの今後の成績に注目したいところです。
キーワード解説
- エラーとは?エラーは、野球において守備側がミスを犯し、通常アウトにできる場面で相手に塁を進めることを許してしまう行為です。
- 悪送球とは?悪送球は、送球が意図した場所に届かず、捕球する選手がエラーを犯す原因となることを指します。
- 暴投とは?暴投とは、投手が本来の投球位置を外れた投球をしてしまい、一塁や三塁を進めることを許してしまう投球のことです。

