巨人・山﨑伊織投手、今季プロ野球での躍進を遂げる

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 今季のプロ野球は、各チームの選手がさまざまな活躍を見せていますが、特に巨人の山﨑伊織投手(26)が注目を集めています

彼は、7月4日の広島戦で8回を無失点に抑え、リーグトップタイとなる8勝目を挙げました

これにより、彼の防御率は1.14、勝率は8割を誇っており、7月7日時点で勝利数および防御率、勝率の3冠を達成しています

さらに、奪三振数でも上位にランクインし、投手4冠も視野に入っています

 山﨑は優れた数値を叩き出している一方で、これまでのキャリアには多くの苦労が伴っていました

彼は兵庫・明石商業高校で2016年のセンバツで8強入りしましたが、当時の彼は2番手投手で出番がありませんでした

大学に進学後はリーグ戦でMVPを受賞し、将来のドラフト1位指名が確実視されていましたが、秋に右肘靭帯の部分断裂を診断され、その後はトミー・ジョン手術(肘の靭帯再建手術)を受けることになりました

 その後のドラフトでは、東海大硬式野球部での大麻使用問題の影響で、指名を回避する球団が続出

結局、彼は巨人から2位指名を受け入団したものの、入団後もリハビリを強いられ、三軍でのボールボーイとしての生活を余儀なくされました

 山﨑は2022年に一軍初先発を果たした後、順調にキャリアを上げてきました

今年は不調のエース・戸郷翔征選手に代わり、先発ローテーションの中心としての役割を担っています

彼は後輩にも影響を与え、共にトミー・ジョン手術を受けた選手を励ます姿勢を見せています

 また、彼の意外な一面として、ミーティングでの行動が挙げられ、先輩選手に「愛すべきバカ」と称されることもあります

来春のWBCでの侍ジャパン入りも期待されている中、山﨑のさらなる成長が見込まれます

山﨑伊織投手の成長は、厳しい試練を乗り越えた結果です。特にトミー・ジョン手術後に見せるパフォーマンスは、彼の努力と回復力が反映されています。また、チームメイトへの思いやりや独特のキャラクターも、彼の個性を豊かにしています。今後の成長が楽しみです。
キーワード解説

  • トミー・ジョン手術とは?肘の靭帯を再建する手術で、特に野球選手に多く行われる。復帰までに1年から2年を要することがある。
  • 防御率とは?投手が与えた自責点を基に、100イニング投げた場合の平均自責点を示す指標。成績が良いほど防御率は低くなる。
  • 奪三振とは?ピッチャーがバッターを三振に打ち取り、その数をカウントする指標。投手の力を示す重要な数字となる。

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