中日・板山が決勝打、阪神時代の教訓が生んだ結果

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■中日 2ー1 広島(12日・バンテリンドーム)中日ドラゴンズの板山祐太郎内野手が、7月11日に行われた広島戦で、決勝打を放ちチームを勝利に導いた

この試合では、両チームの先発投手が6回まで1失点に抑え合う接戦が繰り広げられたが、板山は7回の2死満塁の場面で代打として登場

初球を捉えた左前打が本塁打につながり、試合を決定付けた

これには監督の井上一樹氏も「思いを汲んでくれた」という言葉をかけるほどの影響力を持っていた

板山は打席に立つ前に、「もし二、三塁になったら、申告敬遠で代打ありそうだな」と考えており、自信を持って初球を振り抜いた

これは阪神時代、先輩の狩野恵輔氏から“代打は前に飛ばしたら勝ちだ”という教えを受けた結果が生かされた瞬間とも言える

また、板山は「1打席勝負は難しい

割り切りが大事だ」という先輩の言葉を胸に、覚悟を決めて試合に臨んでいた

板山は2015年のドラフトで阪神に入団したものの、結果を残せず2023年オフには戦力外通告を受けた

しかし、中日と育成契約を結び、昨年には支配下登録を果たした経歴を持つ

彼の「いつ終わるかわからない」という経験が、目の前の試合に対する強い思いを生んでいる

井上監督も板山の姿勢に期待を寄せており、「次こそはやってくれるだろうと思っていた」と述べた

中日の板山選手が決勝打を放ったことで、彼の覚悟や阪神時代の先輩からの教えがどれほど影響を与えたかがわかります。一度戦力外通告を受けた経験が、ここまでの道のりを支えたのかもしれません。次の試合でも、彼の気持ちを込めたプレーが見られることを期待したいです。
キーワード解説

  • 決勝打とは?試合の最後にいちばん重要な得点を上げる打撃のこと。ゲームの流れを大きく変える場面で使われる。
  • 代打とは?先発メンバーに代わってバッターボックスに立つ選手のこと。特定の状況でより効果的な打撃を狙うために起用される。
  • 申告敬遠とは?相手チームが特定の選手を故意に歩かせることを監督が宣言するルール。通常は得点圏にランナーがいる場合に使用される。

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