戸郷は６月下旬に２軍に降格した後、初めての実戦登板を果たしました
結果として、３回を投げて４０球を投じ、２安打無失点、さらに１奪三振という成績を残しました
初回には、浅間選手と上川畑選手をそれぞれ直球で外野フライに仕留め、2死にしたところで柴田選手に内角の１５０キロの速球を打たれて右前に運ばれましたが、４番の有薗選手を外角１４９キロの直球で打ち取って無失点でのスタートを切りました
２回には、梅林選手を左飛、山口選手を１３３キロのフォークで空振り三振に打ち取り、その後細川選手には粘りを見せられましたが、最後は１２３キロのカーブを駆使して左飛に打ち取りました
続く３回も続投し、与那嶺選手を三ゴロ、藤田選手を遊飛に打ち取るなど圧巻のピッチングを見せましたが、浅間選手には変化球を運ばれてしまいました
それでも、続いての打者・上川畑選手をフォークで打ち取り、無失点でピッチングを終えました
戸郷は、６月２２日の西武戦で今季最悪の４四死球を含む５回６安打３失点という成績を残し、６敗目を喫しました
この試合後、２度目の再調整が必要とされ、出場選手登録を抹消されました
その後、２日間の休養を経て、６月２５日から２軍に合流し、再昇格を目指して調整を続けていました
今回の戸郷選手の登板は、調整を経た後の久々の実戦であり、無失点という結果は彼にとって自信となるでしょう。特に、早い球速を記録したことは彼の復調の証ともいえます。今後の昇格に向けて、この調子を維持できれば、チームにも大きな力を発揮できることでしょう。
キーワード解説
- イースタン・リーグとは？：イースタン・リーグは、日本プロ野球の2軍リーグで、選手が技術や体力を磨く場として利用されています。
- 奪三振とは？：奪三振は、投手が打者を三振に仕留めることを指し、投手の実力を示す重要な指標の一つです。
- フォークとは？：フォークは、ボールにひじから下の力を加え、打者のタイミングを外すことが目的の変化球の一種です。
