戸郷投手は3回40球を投げ、2安打無失点でマウンドを降りました
試合後、戸郷投手は「フォークの落ち方について手応えを感じましたし、真っすぐの力感も程よく持てたと思います
キャッチャーの喜多さんも『いいボールが来ている』と言ってくれたので、徐々に良いものが出せているのではないかと感じています」とコメントしました
試合の内容とピッチングの振り返り
戸郷投手は、初回に2死から柴田選手の右前打と暴投で2死二塁のピンチを迎えましたが、有薗選手を右飛に打ち取って危機を脱しました次の回は3者凡退で抑え、登板の最後である3回には2死から浅間選手に右前打を許したものの、続く上川畑選手を右飛に仕留めました
最速の球速は150キロを記録し、「特に真っすぐを意識して投げました
良い結果もありましたが、真っすぐの強さや、力の入れすぎなども課題として残っています
これからも修正していきたい」と語っています
ブルペンでの調整と桑田監督のアドバイス
戸郷投手は、登板の前々日である10日に川崎市のジャイアンツ球場で行ったブルペン練習で、桑田真澄2軍監督(57)からフォームにタメをつくるようにというアドバイスを受けました戸郷投手は「練習の間は意識していましたが、桑田さんから『試合中は何も意識せずにバッターと対戦しなさい』と言われたので、そういう点では難しかったですが、多少意識して投げることができたかなと思います」と、自身の成長への意欲を語りました
今季の戸郷投手の成績不振と復調への道筋
戸郷投手は、シーズン開幕から成績が振るわず、4月12日に登録抹消となりましたその後は2軍での調整を経て、5月5日に再び1軍に登録され、数度の登板を経ていました
しかし、6月22日の西武戦での投球内容が納得できず、6月23日に再度登録抹消となりました
戸郷投手にとって、この2軍での復調が成績改善につながることが期待されています
戸郷選手の今回の登板は、過去の不振からの復活を印象付ける大きなステップとなる可能性があります。無失点で抑えたことは、自信につながり、次の試合へ向けた準備を整える良い機会です。これまでの課題を解決し、1軍でも活躍できることを期待したいです。
キーワード解説
- フォークとは?:野球においてフォークボールは、投球時にストレートとは異なる落ちる軌道を持つ球種で、打者を空振りさせるために用いられます。
- ブルペンとは?:ブルペンは、試合中に中継ぎピッチャーや先発ピッチャーが投球練習を行う場所のことを指します。
- 登録抹消とは?:選手がシーズン中にプロ野球チームから外れることを意味し、主に怪我や調子不良などが原因で行われます。

