ヤクルト・石川、4回の失点で逆転を許し3失点降板

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 「阪神5-2ヤクルト」(12日、甲子園球場)で行われた試合において、ヤクルトの石川投手は5月以来の1軍登板を果たしましたが、結果的に3回0/3を投げ3失点で交代することとなりました

彼はこの試合で今季3勝目、通算では189勝目を逃した形です

特に注目すべきは、3回まではもちろんのこと、1安打の好投だったにもかかわらず、2点のリードを持つ状況から、一気に逆転を許してしまった点です

 試合は石川が先発した初回からストライクを先行させ、持ち味の緩急を生かして打者のタイミングを外す投球が光りました

しかし、リードを背負った後の四回ではパフォーマンスが著しく低下し、4安打を許し、無死で降板する事態となりました

デイリースポーツの評論家・佐藤義則氏は、「四回は小手先でかわすような投球になっていた」と振り返りました

 石川は先頭打者の中野に安打を許し、続く森下には四球を与えるなど、自身のカウントを厳しくしてしまいました

さらには、佐藤輝選手による右前打、そして大山選手の2点打を浴びるなど、次々にピンチが広がり、最後には小幡選手にフルカウントからのストレートを打たれ、逆転を許してしまいました

特にこの日の石川のストレートは130キロに満たないものであり、スピードのない投手が小手先でかわすような投球を行うリスクが浮き彫りになりました

 石川投手は通算200勝まであと12勝を残しており、今後の活躍が期待されますが、今回の試合のような内容では厳しい展開が続くかもしれません

4月には45歳になる石川選手は、年々スピードが落ち、体力的にも長いイニングを投げることが難しくなっています

それでも、経験に基づく投球術は彼の武器です

最後まで戦い続けてほしいという期待が寄せられています

今回の試合では、ヤクルトの石川投手が良いスタートを切ったものの、四回に失点を重ねて逆転を許した姿が印象的でした。特に、四回での投球が小手先になってしまったことは今後の課題であり、年齢や体力の影響もある中、どのようにタスクをこなしていくのかが注目される部分です。彼の200勝の達成を心から応援したいと思います。
キーワード解説

  • ストレートとは? ストレートとは、野球における投球の一種で、ボールが真っ直ぐ飛ぶ投球です。スピードが重要で、バッターに打たれにくいボールとして扱われます。
  • 緩急とは? 緩急とは、投球時に変化球と直球を組み合わせて、打者のタイミングを崩すテクニックのことを指します。これにより、打者は次の球がどのような球か読みづらくなります。
  • 四球とは? 四球とは、投手が打者に対して4球以上のボールを投げ、打者が一度もスイングをしないことで出塁するプレイのことを指します。

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