イースタン・日本ハム戦(G球場)に「1番・遊撃」で先発出場し、早くもその才能を開花させた
2回の打席では、2死二塁の場面で、今年のドラフト1位左腕である細野から、内角の147キロのストレートを捉え左翼スタンドへ運ぶと、公式戦初本塁打となった
この打撃について石塚は、「走者をかえすことだけ意識して、良い結果が出てくれた」と振り返った
初回の先頭打者としての打席では、細野の内角低めの149キロのストレートを左前へ運び、続いて2回も狙い通りに打ち返した
5回には2死一、二塁の場面でも右前安打を放ち、今季2度目の猛打賞を達成
「最近は追い込まれるまでは自分の形で振ることを意識している
芯に当たることが増えてきて(打球の)角度がついてきたのかな」と、自己分析を行った
プロとして初めての夏を迎える石塚は、私生活で様々な工夫をしながら体調管理に務めている
球場のロッカールームでは冷房が20度に設定されている一方で、自室の温度は少し高めの26度に設定している
「ちょっと高めですかね」と自省しつつも、暑さと上手に付き合いながら、直近3試合連続のマルチ安打を達成した
桑田2軍監督は、石塚の本塁打後の右前安打を高く評価し、「素晴らしい野球センスと野球脳」と称賛
記念の本塁打球は、初安打の時と同様に両親に贈る意向を示している
「素直にうれしいですが、1軍での本塁打がプロ初本塁打だと考えています
近い将来打てるように、もっともっと鍛錬を積んでいきたい」と、将来への意気込みを語った
巨人の石塚選手の活躍は、まだ19歳でありながら非常に期待が持てるものでした。公式戦初本塁打を含んだパフォーマンスは、彼の成長の証といえます。体調管理に気を使いながら、自分のスタイルを模索する姿勢も印象的です。今後が楽しみです。
キーワード解説
- ドラフト1位とは?プロ野球の選手選考において、各チームが将来を見越して獲得したい選手を選ぶ制度。特に1位はその年の目玉選手とされる。
- イースタン・リーグとは?プロ野球の二軍に当たるリーグで、主に関東地方にあるチームが参加している。選手の育成や実戦経験を積む場となる。
- 猛打賞とは?同一試合で、選手が複数のヒットを記録することを指す。通常は2安打以上で、特に内容が良いことを評価される。

