小笠原慎之介、ブルワーズ戦でメジャー2度目の先発登板
ブルワーズ戦:12日、日本時間13日、アメリカンファミリーボールパークで行われた試合において、ナショナルズの小笠原慎之介投手(27)がメジャーリーグでの2度目の登板を果たしました小笠原は4回を投げ、3失点という結果で降板することとなりましたが、チームはその後逆転に成功し、勝敗は付かなかったものの成長が見られる内容でした
先発初回の安定した立ち上がり
試合は初回からスタートしました小笠原は2死から3番のチョウリオにボテボテの打球を許し内野安打を浴びましたが、その後4番のイエリチの打席でチョウリオの盗塁を刺し、順調な立ち上がりを見せました
2回、3回に奪三振
2回には先頭のイエリチに四球を与えましたが、5番のボーンをチェンジアップで遊ゴロ併殺打に仕留め、3人を打ち取ることに成功しました続く3回では先頭の7番チュラングからスライダーで初の三振を奪うなど、調子を上げてきました
4回に失点
しかし、4回には問題が発生しました先頭のフリリックに死球を与え、その後コントレラスに左前打を許したことで無死一、二塁の状況に
続くチョウリオのフライは左翼手ウッドが目測を誤り、不運な形で二塁打となり、1点を失いました
さらに、2死二、三塁の場面でボーンに左翼線への二塁打を打たれ、追加の2点を許し、結果的に3失点となりました
登板結果と今後の展望
小笠原はこの試合で56球を投げ、4安打、3失点、2四死球、2奪三振の成績を残しましたこの日の防御率は9.45となりました
中日からポスティングシステムを通じてナショナルズに移籍した小笠原は、メジャー開幕を傘下3Aロチェスターで迎え、今月6日にメジャー初昇格
そして、デビュー戦では3回途中を投げ7安打4失点で初黒星を喫していましたが、本日の試合でも成長が期待されます
残念ながらチームは8回に逆転しましたが、9回に抑えウリベが打たれてサヨナラ負けとなりました
試合中の小笠原選手は、初回の安定感や三振を奪った場面が印象的でしたが、最終的に失点を重ねる展開になりました。まだメジャーでの経験が少ないため、一歩ずつ成長が期待される選手です。
キーワード解説
- ポスティングシステムとは?:日本のプロ野球選手が海外のチームに移籍するための制度で、選手が希望する場合に球団が交渉権を他球団に譲渡する仕組みのことを指します。
- 防御率とは?:投手の成績を示す指標で、投球回数に対する与えた自責点の合計を基に計算され、数値が低いほど優れた成績とされます。
- 内野安打とは?:打球が内野手の守る範囲内に飛び、内野手が捕球できずに安打となることを指します。通常、速い打球や不規則なバウンドの場合に多く見られます。

