試合は10回表から始まり、先頭の田中が右前打を放ち、続くブライトがバスターエンドランで意表を突くプレーを見せ、二塁手の菊池の失策を誘い無死一、三塁の好機を作った
続く細川が敬遠され、フルベースの状況に陥ったところで、ボスラーが決勝の一打を放った
初回、田中は1死から四球で出塁後に二盗、三盗を成功させ、その後ブライトが先制する二塁打を放った
前日12日の試合で死球を受け欠場していた上林に代わり3番打者として活躍した
先発の松葉は6回に菊池に同点の2点二塁打を許したが、その後も7回を10安打2失点に抑える粘りを見せた
井上監督の試合後コメント
以下は試合後の井上一樹監督の一問一答- サヨナラ勝ちについて
- 「ボスラーが決めてくれましたけど、田中がヒットを打って、シチュエーションをつくってこられたのが大きかった
最後は『ジェイソン、頼むぞ』と、決めてくれると思っていました
」 - 初回に2点先制したことについて
- 「結局『スミ２』になって苦しい展開にしてしまった
広島は5回から栗林投手を投入し、継投で攻める形になったが、今日は後方待機の形が良かったと思います
」 - ボスラーの打撃について
- 「うちの選手は打撃成績表に名前が載らないが、それでも戦っていかないと
2割2分でも『ここで打てばいい』という感覚を持って欲しい
」 - 投手陣についての評価
- 「大野雄大が完投してくれたことがすごく助かった
松葉はらしい投球だったが、今は少しお疲れかなとも感じる
次の登板を考えたい
」 - 12日に受けた死球の影響について
- 「上林はあまりにぎやかではないが、来週は状態を見ながら判断します
」 - 次戦の阪神戦について
- 「本当に強いタイガース
選手の士気を考え、ポジティブに戦います
」
キーワード解説
- 延長戦とは？試合が規定のイニング終了後、勝敗が決まらない場合に行われる追加のイニングです。
- サヨナラ勝ちとは？同点の状態で試合が進み、最終回または延長の最後のイニングに勝ち越し得点を挙げて勝利することを指します。
- バスターエンドランとは？打者がバントの構えをし、走者がスタートを切る戦術です。この戦術は、相手の守備をかき乱すことを狙います。
- 継投とは？試合の途中で投手を交代し、複数の投手を使って試合を進める戦法を指します。
