帯広大谷、北北海道大会初戦勝利 目指す甲子園の夢

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◇第107回全国高校野球選手権 北北海道大会1回戦 帯広大谷6―3帯広北(2025年7月14日 旭川スタルヒン)旭川スタルヒン球場で行われた注目の高校野球“帯広ダービー”において、帯広大谷が帯広北を6-3で制し、見事に勝ち上がった

試合は両チームの死闘となったが、勝負を決定づけたのは、6回に集中した4安打による一挙4点の攻撃だった

特に印象的だったのは、7番打者の斎藤琉希(3年)

無死満塁の場面で放った左前適時打について「直球に(ヤマを)張って、そこに合わせて打った

やっとヒットが出て良かった」と試合後のインタビューで安堵の表情を見せた

また、投手陣の活躍も光った

背番号7の工藤聖真(3年)は今季の初登板初先発に挑み、初回3連打で2点を失ったものの、その後は見事に持ち直し、2回以降は相手打線を1安打に抑えた

最終的には5回で4安打2失点という内容で「制球がまとまり、打たせて取る投球ができた」と胸を張った

さらに、試合前には日本ハムのOBから熱中症対策用の飲料ゼリーの差し入れがあり、チームにとっても心強い後押しとなった

この日の旭川の最高気温は35.1度を記録し、主将の村上恵都(3年)も「飲ませてもらい、そのおかげで今日は誰も足がつらなかった」と感謝の言葉を述べた

帯広大谷は昨秋、エスコンフィールドでの日本ハムの秋季キャンプを見学し、多くの刺激を受けた

この日も準々決勝(対旭川明成)に勝てば、21日の準決勝以降はエスコンが舞台となる

村上主将は「ここ(エスコン)でやってみたいという気持ちが強くなった」と語り、甲子園出場を目指す決意を新たにした

特に村上主将は、杉浦選手(日本ハム)の3年夏に北大会決勝で敗れた過去を振り返り、「大先輩が果たせなかった甲子園出場の夢をかなえることが、最高の恩返しとなる」と強い思いを語った

今回の試合では、帯広大谷が北北海道大会の初戦で見事な勝利を収めました。特にチーム全体のまとまりと個々の選手の活躍が光る試合で、主将や投手のコメントからも、繋がりを感じました。OBからのサポートもいい影響を与えており、これからの試合にさらに期待が高まります。
キーワード解説

  • 高校野球とは?高校生たちが参加する日本の野球大会で、夏の甲子園大会が特に有名です。
  • OBとは?「オールドボーイ」の略で、過去にそのチームでプレイした選手を指します。
  • 熱中症とは?高温多湿な環境で体温が異常に上がり、体に悪影響を及ぼす状態を言います。
  • 主将とは?チームのリーダーであり、プレイヤーたちをまとめ、試合を引っ張る重要な役割を担います。

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