高橋選手は昨年11月に「左尺骨短縮術後に対する骨内異物(プレート)除去術」を受けており、当初の予定通り中盤戦での復帰が実現しました
甲子園での最終調整に臨んだ背番号29の高橋選手は、「日を追うごとに緊張していくので、ちょっと緊張しているし、明日はさらに緊張するかもしれない」と笑顔を見せながらコメントしました
例年通りファンの声援を受けることに喜びを感じながらも、緊張は抜けない様子です
手術とリハビリ
高橋選手は2023年6月に、指先の違和感の原因となっていた左の尺骨を縮める手術を受けましたこの手術では、尺骨を途中で切断し数ミリ短縮し、その後長さ8センチのプレートで固定しました
そのプレートが埋まっていた前腕には違和感があり、手首の動きが自然に制限されていました
除去後のリハビリは予想以上に厳しいものでしたが、徐々に希望が見え始めていました
復帰後の状態
「去年よりも腕が振れる感じがしますボールの結果がどうなるかは試してみないと分かりませんが、投げやすさは感じています」と高橋選手は説明しました
可動域も去年より広がっている感覚があり、多くの人々の支援を受けてリハビリを乗り越えたことが自身の力になったと語っています
チームへの貢献
阪神は現在、2位に9.5ゲーム差をつけて優勝を狙っており、高橋選手の復帰はチームにとって大きな追い風となります球宴に絡む変則日程により、先発投手陣の休養も考慮されており、高橋選手は「7人目」としてローテーションの谷間に入ることになっています
勝負の9月には、1週間に1度は重要なマウンドに上がることが期待されているのです
チーム防御率が1点台という素晴らしい投手陣に、高橋選手が磨きをかけた「シン遥人」が加われば、阪神の2年ぶりの優勝に向けて一層死角はなくなるでしょう
高橋遥人選手の復帰は、阪神タイガースにとって大きな朗報です。275日間の努力と治療を経て、彼がチームの戦力として戻ってくることは、選手自身やファンにとって強い励みとなります。彼の言葉からも新たな希望が感じられ、チームの士気を高める存在になることでしょう。
キーワード解説
- 尺骨とは?尺骨は腕の骨の一つで、前腕に位置しており、手首や肘を含む動きに重要な役割を果たします。
- プレートとは?プレートは、骨折や手術後の骨を固定するために使用される金属の板で、手術後の回復を助けます。
- 可動域とは?可動域は、関節が動かせる範囲を指し、スポーツ選手にとっては柔軟性や動きの効率を高めるために重要です。

