7月14日の西武戦では、プロ2度目となる完投で9回を投げ切り、2安打1失点という素晴らしい成績を収めた
これにより達は無敗で6連勝を達成し、チームを2-1で勝利に導いた
達はその強気な性格と194センチの長身から放たれる剛速球で知られる
特に、完投を果たした試合後には、7回に浴びたホームランについて「完封できなかったことが悔しい」と語り、その頑固な姿勢がファンの心を掴む要因となっている
新庄剛志監督も「達は度胸がある
彼のような選手がチームにいることは大きい」と賛辞を惜しまない
彼のこのシーズンでの活躍は、まさに才能が開花した瞬間
その証拠に、達は5月から白星を積み重ね続けており、俊敏な打撃で知られる西武・渡部聖弥外野手(22)や、楽天・宗山塁内野手(22)、ロッテ・寺地隆成捕手(19)などと争う新人王候補に躍り出た
一方で、他の新人選手は成績の波があり、特に渡部はスタートダッシュから打撃の精彩を欠き、14日時点で打率は2割7分2厘まで低下している
このような状況の中、達の成績はさらに向上しており、今季の目標を「最低でも10勝」と公言している
昨季の新人王、西武・武内夏暉投手(23)が残した10勝6敗、防御率2.17の数字を目指すことは十分に現実的だ
現在、首位を快走する日本ハムファイターズは、3連勝で今季最多の貯金18を記録
それに伴い、達もさらなる高みを目指して成長を続けている
現時点での調子を維持できれば、新人王獲得の夢が実現することも視野に入るだろう
達孝太投手の活躍は日本ハムファイターズにとって大きな意味を持つ。若手選手の中でこれほどのパフォーマンスを示す選手が現れることは、チームの未来に希望を与える。また、達の強気で自信に満ちた発言は、ファンにとっても魅力的であり、試合に対する期待感を高める要因となっている。新人王争いにも関わる中で、今後どのように成長していくのか目が離せない。
キーワード解説
- 新人王とは?プロ野球において、その年に最も優れた成績を残した新人選手に与えられるタイトルのこと。
- 完投とは?投手が試合の始まりから最後まで投げ続けることを指し、特に疲労のために交代しない成果を示す重要な指標の一つ。
- 防御率とは?投手が与えた失点を投球回数で割った数字であり、低い数値ほど投手の成績が良いことを示す。

