阪神、セ・リーグ首位を維持中:攻撃陣の四球数が勝因

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プロ野球セ・リーグで首位を独走する阪神タイガースは、11日のヤクルト戦で3-6と敗戦を喫し、連勝が11でストップしました

しかし、その翌日から再び連勝を飾り、7月は11勝1敗の驚異的な成績を残しています

現在の成績は51勝32敗2分と貯金19を誇り、セ・リーグでは唯一の貯金チームであり、2位の読売ジャイアンツとは9.5ゲーム差をつけています

強力な投手陣

阪神の成功の背景には、強力な先発陣と盤石なリリーフ陣があります

チーム防御率1.95は12球団でトップの数字です

この防御率は、投手がどれだけ相手チームに得点を許さなかったかを示す指標で、数字が低いほど優れた投手陣を意味します

また、守備面でも、中日ドラゴンズと並びリーグ最少の失策数を記録しています

攻撃陣の主力選手

攻撃面においても、阪神はリーグトップの得点数とチーム打率を誇ります

本塁打と打点で2冠を獲得した佐藤輝明選手や、首位打者である中野拓夢選手、さらに最多安打と盗塁王の近本光司選手など、主力選手が揃って活躍しています

四球の重要性

特に注目すべきは、四球数の多さです

四球とは、投手がボールを投げた際、バッターがそれを打たずに四回以上のボールを受けた場合に与えられる進塁権で、バッターにとっては無条件で塁を進められるチャンスとなります

阪神では、大山悠輔選手が38四球でリーグトップを記録し、近本選手が37四球で続きます

さらに中野選手は33四球、佐藤選手と森下翔太選手が32四球で並び、阪神の1番から5番が四球部門で上位を独占しています

試合の流れ
12日の試合では、1点リードの8回に先頭バッターの森下選手と佐藤選手が凡退するも、5番の大山選手が四球で出塁

この四球をきっかけに小幡竜平選手のタイムリー二塁打が飛び出し、貴重な追加点を手にしました

2022年シーズンにはリーグ3位の358四球を記録しましたが、2023年には494四球でリーグトップに

監督の岡田彰布氏の指導のもと、38年ぶりの日本一を達成した阪神は、今季も257四球で12球団トップの数字を誇っています

選手名 四球数
大山悠輔 38
近本光司 37
中野拓夢 33
佐藤輝明 32
森下翔太 32
坂本誠志郎 31
阪神タイガースの現在の好調ぶりは、多くの要因が組み合わさった結果と言えるでしょう。特に攻撃陣の四球数が突出しており、それが試合の流れを変える要因となっています。投手陣の奮闘もあって、今後の試合展開も楽しみです。
キーワード解説

  • 四球とは?四球は野球で打者がボールを打たずに投手の投げるボールを4回球を見送り、出塁権を得ることを指します。これにより、チームにとって有利な状況を作り出します。
  • 防御率とは?防御率は、投手が相手チームにどれだけ得点を許したかを示す指標で、数字が低いほど優れた投手を示します。
  • 盗塁王とは?盗塁王は、シーズン中に最も多くの盗塁を成功させた選手に贈られるタイトルで、機動力を示す指標ともなります。

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