巨人・西舘勇陽投手、ヤクルト戦中止で先発スライドの決断

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2025年7月15日、東京ヤクルトスワローズとの対戦が雨天中止となった読売ジャイアンツは、先発を予定していた西舘勇陽投手(23)の登板を、次戦の17日の神宮球場での同カードにスライドさせることを発表しました

西舘投手は中止の影響について、「これを言い訳にするつもりはない

しっかり試合をつくることだけに集中する」と意気込みを語りました

西舘投手のシーズン振り返り

プロ2年目を迎えた西舘投手は、2023年のドラフト1位で指名された期待の右腕です

開幕時は二軍で過ごし、4月中旬から今季初昇格した際にはリリーフとして起用されましたが、オープン戦では広島相手に苦しむ結果となり、関係者からは「中継ぎの方が適している」との辛辣な評価を受けていました

スライド登板の影響

西舘投手は、すぐにブルペンに戻り、次戦に備えて調整を行うことにしました

予想外のスケジュール変更にも関わらず、冷静に自分を見つめ直しています

先発としての成長

6月には交流戦期間中に先発として一軍復帰し、ここまで5試合で2勝2敗、防御率3.94を記録しています

3度のクオリティースタート(6イニング以上を投げ、自責点3以下に抑えること)を達成し、自己成長を実感しています

選手の進化は彼の足元にあるプレートの立ち位置の変更にも起因しており、体の軸を安定させることが成功の鍵となっています

コーチの評価
内海哲也投手コーチは、「右打者のインコースも広く見えるため、真っすぐの投げ切りや変化球の切れも良くなった」と話し、西舘投手への期待を込めました

彼はエース・戸郷が再調整中のチームにあって、定位置を確保できるか注目されます

西舘勇陽投手の雨天中止を経た先発スライド登板は、選手の冷静さとプロとしての姿勢を示しています。特にプレート位置の変更による成長は、今後のさらなる成果が期待できる要因となるでしょう。
キーワード解説

  • スライド登板とは?:スライド登板は、当初予定されていた投手の登板が雨天中止などの理由で変更となり、次の試合で登板することを指します。
  • クオリティースタートとは?:クオリティースタートは、先発投手が6回以上投げ、自責点を3点以下に抑えることを指し、選手の安定感を評価する基準の一つです。

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