楽天・辰己の逆転グランドスラムが試合を熱くする、井端監督も視察

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◇パ・リーグ 楽天7-6オリックス(2025年7月15日 京セラD) 楽天の辰己が、6回に逆転満塁ホームランを放ち、試合を劇的に変えた

1-4の状況で迎えたこの場面、彼は9番打者として立ち上がり、山岡が投じた縦のスライダーに完璧に反応

バットを振り抜くと、打球は右翼席へと飛び込んでいった

これが辰己にとってプロ初のグランドスラムであり、ナインたちに迎えられた彼は満面の笑みを浮かべていた

試合はその後、延長戦に突入するなどの乱打戦となり、最終的には楽天が6-7でオリックスを下した

辰己は「山岡選手のいいスライダーを打てて自信になりそう」と嬉しそうに語り、試合前には侍ジャパンの井端監督と固い握手を交わしていた

辰己は3回にも先制の適時二塁打を放ち、自己最多の5打点を記録

試合後には「井端さんからラッキーパワーをもらった

そのパワーが今日の結果につながったかもしれない」と彼らしいジョークを交えつつ、自信を見せた

昨秋のプレミア12で代表に初選出された辰己は、9試合中8試合で「3番・中堅」を任され、打率は・310、5打点という成績を収めた

今季は初めに苦戦したものの、最近は打率を・257まで上げてきており、来春のWBC出場への意欲を示している

「僕の実力は知っていると思うので、あとはケガなく、いい成績で終わりたい」と述べ、さらなる活躍を誓った

侍ジャパン井端監督の視察

また、試合を視察した井端監督は、楽天のドラフト1位・宗山のWBC選出について「1年目にしてはよくやっている

後半戦に慣れて対応できるようになれば面白いと思う

まだ十分チャンスはある」と期待を寄せた

他にも、リーグ2位の打率を残す村林についても「非常にいい活躍をしており、ショートやサードなど他のポジションも経験しているので楽しみ」とその成長を励ました

この記事では、楽天の辰己選手が試合の流れを変えるグランドスラムを打ち、侍ジャパンの井端監督が視察に訪れた様子が詳述されている。辰己選手の成長とWBC出場への意気込みが引き立ち、今後の活躍が期待される。
キーワード解説

  • グランドスラムとは?ホームランを打つ際にランナーが全ての塁を回って得点をすることを指し、4点が入る大きな得点方法。
  • スライダーとは?投球の一種で、ボールに横 spin をかけることで、直線的な軌道から横に曲がる特徴がある。打者にとっては捕らえにくい球種となる。

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